国道3号バイパス「下臼井〜空港口」1.6km高架化へ 都市計画手続きの段階に 福岡
福岡市内の渋滞多発交差点、立体化工事が着手目前です。
早ければ3月に都市計画決定
国道3号の空港口交差点付近の渋滞状況(画像:福岡市)。
福岡市は、国道3号バイパスの下臼井交差点〜空港口交差点間の約1.6kmで、渋滞対策のため高架道路を新設する形で都市計画案を決定し、2022年3月の新たな都市計画決定を目指し手続きに入ります。
国道3号バイパスは1979年(昭和54年)に博多バイパスの新二又瀬橋周辺が6車線開通。その後南側に博多南バイパスも開通し、2018年には博多バイパスが全通し、交通量が増加していました。
整備主体は国道3号を管理する国土交通省。整備案では下臼井交差点北側から大井一丁目南までが連続した高架橋となり、さらに空港口交差点でも別の高架橋でバイパスする形です。当初は全線を1本の高架にする案もありましたが、空港アクセスなども考慮し、現在の計画に決定されました。
これにより、空港利用者の利便性を向上を図るほか、渋滞が多発する下臼井・新二又瀬橋・空港口などの交差点での、信号待ちによる滞留の緩和が期待されます。
総事業費は約300〜360億円。都市計画案は今月1月から縦覧され、3月に都市計画決定告示を予定しています。九州地方整備局では昨年2021年7月から計画段階評価として地域住民あて計画案の意見聴取を行っていました。