全米選手権男子SP、115.39点で首位発進を決めたネイサン・チェン【写真:AP】

写真拡大

全米選手権SPの6分間練習から早朝の日本人ファン釘付け「ネイサンが衣装を着てる」

 フィギュアスケートの北京五輪代表選考を兼ねた全米選手権は8日(日本時間9日)、男子ショートプログラム(SP)が行われ、大会6連覇を目指すネイサン・チェンが驚異の115.39点で首位に立った。驚かせたのは得点ばかりじゃない。今大会で披露した新衣装が日本のネット上で話題になり、ツイッターで「ネイサン」がトレンド入りした。

 装いが一変した。6分間練習に立ったチェンに、早朝の日本人ファンが釘付けになった。上下黒のジャケットに白のインナーを着用。衣装らしい衣装をまとい、歴代大会最高115.39点につなげた。これまでチェンの衣装と言えば、襟のない長袖でシンプルな色合いが多く、煌びやかな装いをする他の選手と一線を画し、独自路線を歩んでいた。その個性も愛される理由の一つでもあった。

 その変化を見逃さなかった日本のファンはツイッター上で「ネイサンが衣装を着てる」と大盛り上がり。「ネイサンの衣装がまともすぎて事件です」「ネイサンの衣装がちゃんと衣装」「ジャケットだ!!」「ネイサン『衣装』じゃん」「衣装っぽい。だがまだ油断はできない」などの声が殺到し、チェンを推すファンたちの愛であふれていた。

 チェンは全米選手権を5連覇している米国の絶対王者。北京五輪ではすでに代表に内定し、大会3連覇を目指す羽生結弦の最大のライバルと目される存在だ。代表切符がかかるフリーも演技とともにどんな装いを見せるのか、注目が集まる。

(THE ANSWER編集部)