奇跡の56歳!マッツ・ミケルセン「失敗を笑い飛ばす」人生論
11月22日、北欧の至宝と呼ばれる俳優のマッツ・ミケルセンが56歳の誕生日を迎えた。誕生日を記念して、最新主演作となる映画『ライダーズ・オブ・ジャスティス』(1月21日公開)より、マッツが人生論を語るインタビューが公開された。
本作は、マッツが列車事故で妻を失った軍人にふんし、事故は仕組まれたものだと主張する数学者らとともに予測不可能な復讐に身を投じていくリベンジ・アクション・エンターテインメント。マッツと5度目のタッグとなるアナス・トマス・イェンセンが監督を務め、ニコライ・リー・コース、ラース・ブリグマン、ニコラス・ブロらデンマークが誇る名優たちが集結する。第37回ロバート賞(デンマーク・アカデミー賞)で最多15ノミネートを果たし、主演女優賞、助演男優賞、作曲賞、視覚効果賞の4冠に輝いた。
長年一緒に作品を作り上げてきたイェンセン監督とは、まさにファミリーのような間柄だというマッツは「互いをよく知っていると心地よくなって怠けてしまうかもしれません。だからこそ、その心地よさを利用してお互いに高め合うようにしなければならない」とよく知る間柄だからこそ、意識を高めて撮影に挑んだことを明かした。さらに「失敗するのは嫌ですが時には避けられないものです。でも彼らと一緒なら失敗も怖くありません。みんなで一緒に笑えるからです。バカにして笑うのではなく、笑い飛ばすことができる」と強い絆を感じる人生哲学を語った。
本作では、マッツ史上最も凶暴な姿を見せる一方、娘との関係に苦労する父親の顔も見せるなど、年を重ねてさらに魅力が増していくマッツの新たな一面を見ることができる。(今井優)