矢作調教師はBCで一日2勝の快挙を達成(写真:Racingfotos)

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 現地時間6日、アメリカのデルマー競馬場で行われたブリーダーズカップディスタフ(3歳上・牝・GI・ダ1800m・1着賞金104万米ドル)は、序盤は後方に位置したO.マーフィー騎手騎乗のマルシュロレーヌ(牝5、栗東・矢作芳人厩舎)が、捲るように進出して4コーナーで先頭に立つと、内から迫ったダンバーロード(牝5、米・C.ブラウン厩舎)との大接戦を制し、これをハナ差退けて優勝した。勝ちタイムは1分47秒67(良)。

 さらに1/2馬身差の3着にマラサート(牝3、米・T.プレッチャー厩舎)が入った。

 勝ったマルシュロレーヌは、父オルフェーヴル、母ヴィートマルシェ、その父フレンチデピュティという血統。並み居るアメリカ勢を見事降し、日本調教馬として初となる海外ダートGI制覇の快挙を成し遂げた。自身にとってもGIは初制覇。管理する矢作芳人調教師はラヴズオンリーユーに続いて本日ブリーダーズカップ2勝目となった。