U-21ドイツ代表にも選出されているティルマン photo/Getty Images

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現在バイエルン・ミュンヘンで最も注目すべき若手といえば、間違いなくMFジャマル・ムシアラ(18)と言えるだろう。その自由な発想と圧巻のテクニックを武器として、瞬く間にドイツの絶対王者で一定の地位を築き上げた同選手。まだティーンエイジャーながら今夏開催されたEURO2020ではドイツ代表にも選出され、まさしく今が売り出し中と言っていいだろう。

しかし、そんなムシアラ以外にも、バイエルンには注目しておきたいアタッカーがいる。その選手とは、19歳のU-21ドイツ代表FWマリク・ティルマン(19)だ。

最前線中央のポジションを軸としながら、状況に応じて攻撃的MFや中盤の深い位置も務めることができるポリバレント性の高さを備えるティルマン。バイエルンのCFにはロベルト・レヴァンドフスキという絶対的な存在がいるものの、攻撃的MFとしても評価が高い点は出場機会の増加につながるはずだ。実際、現地時間7日に行われたU-21イスラエル代表戦では、同ポジションで1ゴール1アシストの大活躍。攻撃的MFの位置からも十分ゴールに絡むことができるとあって、非常に楽しみな逸材と言えるだろう。

187cmのサイズを誇り、かつ高いパスセンスも持ち合わせたティルマン。どんなポジションを任されようとも高いクオリティを見せる19歳こそ、バイエルンでムシアラの次にブレイクする若手か。ひとつ年下のムシアラに先を越されてしまった感はあるものの、ドイツの絶対王者が抱えるもう一人のヤングアタッカーには注目だ。