実姉は人気歌手リリー・アレン!
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 映画『ブリジット・ジョーンズの日記』の製作陣がキャトリン・モランの半自伝的小説を映画化した『ビルド・ア・ガール』(10月22日公開)より、人気ロックスターのジョン・カイトを演じるアルフィー・アレンの劇中ライブシーンが公開された。

 本作は、1990年代のイギリスの音楽業界を舞台に、郊外で暮らすごく平凡な高校生のジョアンナが辛口音楽ライターに変貌を遂げる姿を描く。コーキー・ギェドロイツが監督を務め、原作者のキャトリンが脚本を担当。『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』などのビーニー・フェルドスタインが主人公を演じ、『マイ・ベスト・フレンド』などのパディ・コンシダイン、『いつか晴れた日に』などのエマ・トンプソンなどが共演する。

 今回、ジョアンナが初めて恋する人気ロックスターのジョン・カイトがライブを行うシーンを切り取った本編映像の一部が公開。劇中のロックスターにふんしているのは注目の英国俳優アルフィー・アレン。人気歌手リリー・アレンを実姉に持ち、ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」でシオン・グレイジョイを演じたほか、最近では『ジョン・ウィック』『ジョジョ・ラビット』などへの話題作に出演している。

 そんなアルフィーが演じるジョン・カイトは、駆け出しで音楽の知識の乏しいジョアンナにロックについて教え、時に傷つき立ち止まってしまう彼女の背中を押す重要なキャラクター。ミステリアスな雰囲気と大人の包容力を備えた紳士的な姿に、新米ライターのジョアンナは一瞬で彼に恋してしまい、ライターとして冷静な記事を書けずに失敗してしまう。舞い上がってしまった自分を反省し、今度は辛口批評家として大ブレイク。業界のトップに上り詰めていく中で彼と再会を果たすが……という展開が繰り広げられる。

 公開された映像には、音楽ライターとして初めての独占インタビューに訪れたジョアンナの緊張をほぐそうと、自分のライブステージに彼女を連れて登場し、間近で甘い歌声を披露するジョンの姿が収められている。時おりジョアンナに視線を向けて微笑みながら歌い続けるジョンの姿が印象を残す。

 本格的な歌唱シーンは本作が初挑戦となるアルフィーだが、ビーニーも「アルフィー・アレンは本当に見事。とても美しい声をしている」と絶賛。アルフィーは「500〜600 人の前で歌うことになって、それまでに感じたことのない感覚に襲われた。特に緊張はしなかったと思う。ただ、純粋に楽しみにしていたんだ。ビーニーがいてくれたこともありがたかった。彼女と一緒にいると、すべてが楽になるんだ。彼女は最高だよ」と振り返っている。(編集部・大内啓輔)