榎木淳弥、『緊急取調室』で“前代未聞の被疑者”に! 天海祐希の提案に感激「本当にうれしいお言葉」

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天海祐希演じる叩き上げの取調官・真壁有希子が、可視化設備の整った特別取調室で取り調べを行う専門チーム「緊急事案対応取調班(通称・キントリ)」のメンバーとともに、数々の凶悪犯と一進一退の心理戦を繰り広げる『緊急取調室』。

小池徹平をメインゲストに迎えておくる8月19日(木)放送の第5話では、都内の民家で一人暮らしをする老人・和代(夏樹陽子)が死亡し、その被疑者として自宅にあった見守りカメラ搭載のAIロボット「ハイリー」が浮上。有希子らキントリの面々は、前代未聞となるロボット被疑者の取り調べに着手する。

予告PRで軽快なおしゃべりを聞かせてくれているAIロボット「ハイリー」。

声の主は未公表だったが、ついにハイリー役の声優が明らかに!

その正体は、 大人気アニメ『呪術廻戦』の主人公・虎杖悠仁や、映画『スパイダーマン:ホームカミング』をはじめとしたMCUシリーズでピーター・パーカー/スパイダーマンの吹替えを演じるなど、今ノリにノッている榎木淳弥。自身でも「はじめて」だというロボットの声に挑む。

◆榎木淳弥、ロボットを演じ切るために呪術発動!

アフレコ現場では、いわゆるロボットっぽい声ではなく、もっと人間に近い軽快な大声を求められるやすぐさま順応。

「可愛らしい見た目に合う雰囲気を意識しながら、楽しく収録させていただきました」という榎木。星の数ほどの実績をもつ人気声優ならではの対応力を見せた。

ところが、そんな榎木でもビックリする“事件”が勃発!

何を隠そうアフレコに際し、天海演じる有希子らによる取り調べシーンを見た榎木が、思わず「一視聴者として感動」。

すっかり感化されてしまったそうで、「僕自身の気持ちまで真壁有希子さんのように“人情派”になってしまって…(笑)。アフレコで泣かないように気をつけなければいけないほど、胸にくるものがあったんです」と明かす。

しかし、今回演じるのはあくまでロボット。

「気持ちが影響されてはおかしなことになってしまう」と肝に銘じた榎木は現状を打破するため、ある呪術を発動!

惹かれる思いを抑えながら、「あえて天海さんたちの演技を見ないように」務め、ロボット「ハイリー」として任務をまっとうすることに。徹頭徹尾、前代未聞の被疑者を見事に演じきった。

天海祐希から“生身の被疑者役”打診

声優としてだけでなく、舞台や実写映像作品でも活躍の場を徐々に広げている榎木。

そんな榎木に、あの天海も目をつけた!

なんと、撮影スタジオを訪問した榎木と初対面した天海が「次は実写で、被疑者役でどうですか?」と提案。

まさかの提案に、榎木は「今回もいちおう被疑者なんですけどね(笑)」と内心ツッコみながらも、天にも昇る思いで感激したそう。

なにせ榎木は「もともと実写志望」で、「今後もアニメや吹き替えの仕事に加え、チャンスがあれば実写作品にもどんどん挑戦したいと思っている」のだとか。

「もし本当に生身の被疑者役で『緊急取調室』に出演できる機会があるのであれば、ぜひお願いしたい」と心気が沸き、「本当にうれしいお言葉で、『オファーをいただけるのであれば、ぜひ!』と、お返事しました」という。

いろんな意味で心を揺さぶられながら、キントリ・デビューをはたした榎木が、躍動する心をあえて押し殺しつつ、目一杯楽しんで体現したロボット「ハイリー」。

キントリ・チームはもちろん、視聴者をも撹乱する、感情の読めない“前代未聞の被疑者”のリアクションに注目だ!

◆榎木淳弥 コメント(全文)

ロボットの声を演じるのはたぶんはじめてだと思います。いかにもロボットっぽい平坦な声を求められるのかな…と想像していたんですけど、監督から「抑揚を大きく演じてほしい」とのオーダーをいただいたので、ロボットのかわいらしい見た目に合うイメージで、楽しく収録させていただきました。

出来栄えは…スタッフの皆さんが笑ってくれていたので、まぁよかったと思っています(笑)。

実を言うと、取り調べのシーンを拝見したとき、終盤の感動的なやりとりに一視聴者として感動し、僕自身の気持ちまで天海(祐希)さん演じる真壁さんのように“人情派”になってしまって…(笑)。アフレコで泣かないように気をつけなければいけないほど、胸にくるものがあったんです。

実際に声を収録するときは「ハイリーはロボットだから、気持ちが影響されてはおかしなことになってしまう」と肝に銘じ、あえて天海さんたちの演技を見ないようにしていました。

天海さんとは撮影スタジオを訪問した際にお会いしたのですが、イメージ通り気さくな方でした。初対面の僕にもとても優しく、丁寧に接してくださって、ありがたかったです。

実はそのとき、天海さんから「次は実写で、被疑者役でどうですか?」とおっしゃっていただいたんです。今回もいちおう被疑者なんですけどね(笑)。でも、本当にうれしいお言葉で、「オファーをいただけるのであれば、ぜひ!」と、お返事しました。

というのも、僕はもともと実写志望。今後もアニメや吹き替えの仕事に加え、チャンスがあれば実写作品にもどんどん挑戦したいと思っているんです。俳優として映像作品や舞台でお芝居をすると、声優のときとは感覚が違うので、もっと経験を積んで勉強したい!

ですから、もし本当に生身の被疑者役で『緊急取調室』に出演できる機会があるのであれば、ぜひお願いしたいです。

◆第5話 あらすじ

真壁有希子(天海祐希)ら「緊急事案対応取調班(通称・キントリ)」に、前代未聞の取り調べ要請が入った。なんと被疑者は人間ではなく…“ロボット”だというのだ!

その事件は都内の民家で起きた。この家で一人暮らしをする老人・村松和代(夏樹陽子)が頭蓋骨を骨折して息絶えているのを、様子をうかがいに来た隣家の主婦・土居マサエ(杉田かおる)が発見。そばにあった見守りカメラ搭載のAIコミュニケーションロボット「ハイリー」から、和代の頭部皮膚片が検出されたのだ!

もちろん本来は、高い場所に設置していたハイリーが偶然落下した…と考えるのが普通だが、和代の傷は2カ所。そこで「ハイリーが故意に殺した」という説が出てきたのだった。

あまりにも荒唐無稽な説に呆れながらも、有希子たちは捜査を開始。長野に住んでいる和代の息子・村松彰(小池徹平)に疑いの目を向ける。

というのも、彰はマサエに様子を見に行くよう頼んだ張本人で、ハイリーを販売するIT企業の経営者。リモートでハイリーを操り、アリバイを証明するためにマサエを利用した…という可能性も大いに考えられたからだ。

しかし、彰は和代のために一軒家を購入し、生活費もすべて援助していた“孝行息子”。仮に彼がリモート殺人を敢行したのだとすれば、動機は一体何だったのか…。そもそも、遠隔操作でハイリーを自由自在に動かすことは可能なのか…!?

多くの謎が残る中、有希子らは史上初・ロボットの取り調べを開始。だが、起動時のパスワードすら分からず、取り調べは早々に頓挫する!

そこで、有希子らはリモートで、長野にいる彰と対面。ところが、同席した秘書・飯塚万里(黒川智花)により、事件当日のアリバイはすぐ立証されてしまう。

しかも、彰は至って冷静。自社の信頼を守ることを優先し、ハイリー本体のロック解除方法も教えようとせず…!?