『カラアゲシェーキーズ 吉祥寺店』の「シェキカラ」(5個・650円)。大きさは1個50gほど。やや大きめです | 食楽web

 さる4月14日、日本唐揚協会主催・第12回からあげグランプリの授賞式が開催され、スーパー惣菜部門を含めた15部門の最高金賞、金賞が発表されました。

 その中の東日本味バラエティ部門で金賞とNew Wave賞をダブル受賞して注目を浴びている店があります。それが、ピザでおなじみの『シェーキーズ』の新ブランド『カラアゲシェーキーズ』。ちなみに、「New Wave賞」とは、この1年間で店舗数を拡大させたり異業態からの新規参入など、からあげ界に「新しい波」を起した店舗に贈られる賞です。

 まずはオーソドックスなからあげ「シェキカラ」(冒頭の画像)からいただきます。もともとピザのサイドメニューとして提供されていたフライドチキンに改良を加えたものだそうです。

 衣にはこちらのオリジナル粉のほか、小麦粉、片栗粉、パン粉などを使用。ポテトチップスのように「パリパリッ」と弾けるように崩れる食感で、“おこげ部分”が香ばしくて最高。肉はフワッとジューシー。やや濃いめの味付けです。

からあげグランプリで高評価のからあげの味わいは?

「シェキカラフレーバー」。手前左より、エスニックスパイス、麻辣、甘酢&タルタル。後ろ左より、キャラメルナッツ、梅、スイートチリソース、シラチャーマヨネーズ。3個450円、5個650円、10個1280円。+160円で1個ずつ追加もOK

 続いて今回のメインの「シェキカラフレーバー」へ。シェキカラに、さまざまなオリジナルのシーズニングを加えたからあげです。味は甘酢&タルタル、麻辣(唐辛子&花山椒)、シラチャーマヨネーズ、梅(桜マヨネーズ&ゆかり)、スイートチリソース、エスニックスパイス、キャラメルナッツの7種類。どれから食べたらいいか悩むと思いますが、すべてを試食した筆者のお気に入りベスト3をご紹介します。

第1位:「シラチャーマヨネーズ」。ビリッと辛い刺激がクセになる!

 ピリ辛の万能調味料として世界中で人気のシラチャーソースをかけた一品。ビリビリッと舌に刺激を加えてきて、辛いことは辛いのですが、ふた口目には逆にそれが快感に変わり、クセになりそうな味です。

第2位:「梅(桜マヨネーズ&ゆかり)」。桜餅を彷彿させる和テイストのからあげです

 桜パウダーを練り込んだマヨネーズと赤ジソを主原料とするゆかりを使用しています。食べたとたんに桜餅のようなほのかに甘い風味に包まれます。ゆかりの味も和テイストの風味を生み出しており、これが鶏と合うんです。

第3位:「エスニックスパイス」。さわやかでスパイシーな味わいです

「エスニックスパイス」は、数種類のスパイスをブレンドしたものをからあげにまぶした一品。これが清々しいほどの爽やかさ。エスニックな風味が食欲をかきたてて、1個だけでは物足りないほどです。

 ベスト3にはもれましたが、そのほかのフレーバーも、どれもこだわりが感じられる旨さ。例えば「甘酢&タルタル」は、文字通りチキン南蛮の味。ご飯に合いそうです。辛いもの好きには「麻辣(唐辛子&花山椒)」がオススメ。ピリッと辛い唐辛子とシビれる花山椒にビールが進むこと請け合いです。

 そして「スイートチリソース」はトロリとした甘辛いソースが絶妙。最後の「キャラメルナッツ」はナッツのカリッ、そして衣のパリッとした2段食感が新鮮。また、キャラメルソースの甘さはからあげの味と見事にマッチしており、子どもにも喜ばれそうです。

 なお、シェキカラフレーバーは3個450円、5個650円、10個1280円で、160円で1個ずつ追加もできます。7種類を1個ずつ食べてみたい人は、5個に2個を追加すればOK。また好きなシェキカラフレーバーを選べて、ライス・キャベツ・キャロットラペが付く「フレーバー弁当」もあるので、普通のからあげでは物足りないという人にもおすすめですよ。

●SHOP INFO

店名:カラアゲシェーキーズ・吉祥寺店

住:武蔵野市吉祥寺本町1-15-2 ダイヤバローレビルB1F
TEL:0422-21-3125
営:11:00~22:00(L.O. 21:30)
休:無休

●著者プロフィール

松本壮平
ライター・編集者。一般社団法人日本唐揚協会認定カラアゲニスト。生まれも育ちも「からあげの聖地」である大分県中津市。美味しいからあげを求めて東奔西走する「から活=からあげ探索活動」に明け暮れている。