280円なのに納得のボリューム！北千住『惣菜かざま』のこだわり弁当を買ってみた

2021年4月23日 10時48分

食楽web

　北千住の街にも、安くて盛りのいい弁当屋があるよ！　と聞き、向かったのは北千住駅西口から徒歩7～8分、長～い商店街にある『惣菜かざま』。店名通り、様々な惣菜が並ぶお店です。

　この日の手書きメニューを見ると、期間限定・14時から唐揚げ100g90円、ハンバーグ90円、肉団子10個250円など、自分で作ったら手間暇大変なおかずを激安で販売。おそらくですが、デパ地下の半値～4割引ぐらい？　北千住に住んでいる人、羨ましい～。

　そして、目当てのお弁当は店頭のラックに積まれて販売。全部280円です。蓋などに弁当の名前などは書いていないので、見て決める。透明な蓋からメインのおかずを見て、どれにするかな～、といった感じです。

ラックに積まれた中からセレクト！　全品280円のお弁当

店頭に置かれたお弁当販売コーナー。左は肉団子、右はチキンカツ

「お弁当はのり弁、ハンバーグ、チキンカツ、メンチなど、お惣菜で販売しているものをおかずにしているんですよ」と販売を担当している栗山さん。そのため、時間帯や曜日によって、おかずの中身が多少変化するとのこと。メインが同じでも、日によってサブのおかずがシュウマイだったりコロッケだったりするそうです。

　購入者はやはり、地元サラリーマンや主婦の方が多いとのこと。おそらくですが、商店街で働く人たちや、子育てや仕事に忙しいママさんたちのパワーを支えているのではないでしょうか？

　ということで、この日販売していたお弁当の中から3つを紹介します！

どこか懐かしい味わいの「焼肉弁当」280円

焼肉というより、肉野菜炒め？　「焼肉弁当」280円

　まず最初は「焼肉弁当」。名前は「焼肉弁当」ですが、玉ねぎ、ニンジン、インゲン、もやし、キャベツなど野菜たっぷり。「タレに漬け込んだ豚肉と野菜ですね」。下に焼きそばがしいてあり、そのせいもあって、具沢山焼きそばがメインのような……。でも味はどこか懐かしい、お母さんの作るような味わい。ほっとする美味しさです。

　メインの他にはシュウマイ、レンコンのきんぴら、お新香。さっき言っていた、シュウマイがコロッケになる場合もあるってこのことなんだろうなぁ。メインが野菜多めでヘルシー感が、そしてシュウマイがいい感じに肉のバランスをとっています。

メインが唐揚げ、サブがステーキ！　鶏×鶏の「唐揚げ弁当」280円

メインが唐揚げ、そしてサブがチキンステーキをほぐしたもの。鶏×鶏の「唐揚げ弁当」280円

　続いて、人気の「唐揚げ弁当」。「唐揚げは100gぐらい入っています。このお弁当も、サイドメニューにコロッケが入る場合もありますね」。この日のサイドは、チキンステーキをほぐしたもの。揚げ鶏と焼き鶏のダブル鶏肉状態です。

　ちなみに惣菜のチキンステーキは、成人男性の手を広げたぐらいの大きさで1枚180円。塩味、タレ味の2種類があります。そして、店の名物でもある、串に刺さった焼鳥は、つくね、もも、かわ、ねぎま、レバー、ニンニク、砂肝などタレ5種、塩3種があり、いずれも1本40円。鶏肉惣菜、とってもリーズナブルなので、お弁当プラスお惣菜でさらに豪華にするのもありです。

根強い人気の「ハンバーグ弁当」280円

「ハンバーグ弁当」280円。デミグラスじゃない、甘酢だれ！

　そして、ごろっと存在感を放つのが男性の拳サイズのハンバーグ入りの弁当。照りつやからみて、デミグラスソースかと思っていたら、実は店独自の「甘ダレ」。ゴマがかかっているんだから、デミグラスな訳ないか。でも食べるまで気づかなかった～！

「お惣菜の場合、ハンバーグは1つ90円。チキンハンバーグですね。子供から大人まで大好きなおかずですよ」と栗山さん。確かに。旨みはしっかりあるけれど、しつこさはありません。中には軟骨のようなコリコリ食感も。これは白いゴハンが進む美味しさです。

この日はイカフライ50円、週替わりメニューのシュウマイ10円など。自分で作るより絶対安い！

　ちなみにお弁当ですが、閉店前に店頭に残っていた場合、安く販売することもありますが、ほとんどは夕方までに売り切れてしまうので、早めに買いに来るのがオススメ。また、惣菜で、レンコンのきんぴらやナスの揚げ浸し、ごった煮などが100g110円で販売しているので、追加購入でお弁当をさらに豪華にすることもオススメです。