写真撮影者は「行き過ぎた行為」と怒りを露わに(画像は『Grimsby Telegraph 2021年4月1日付「North Lincolnshire Council apologises after workman pictured sitting on gravestone during smoke break」(Image: Submitted)』のスクリーンショット)

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多くの人が眠る墓地で、このほど不適切な行動をとった市の職員の姿をカメラが捉えた。墓石の上に座り、煙草をくわえるその姿に「故人への敬意は無いのか」と怒りの声があがる一方で、こうした写真をすぐにネット上に公開する行為に「うんざりする」という意見もあるようだ。『Metro』などが伝えた。

イギリスに暮らすレア・エマーソンさん(Leah Emerson)は、きょうだいのお墓参りのためにノース・リンカンシャーにある墓地を訪れていた。きょうだいとの思い出を振り返り、感傷に浸っていたレアさんだったが、驚きの光景を見てしまった。

そこではオレンジ色の作業服に身を包んだ男性が墓石の上に腰掛け、煙草をふかしている姿があったのだ。男性は同墓地の環境整備を行う作業員で、地方評議会の職員だったという。

ちょうど休憩中だったようで、レアさんが撮影した写真には他の職員も写っている。しかし墓石に座っているのは問題の男性1人のみで、他の職員は近くに止めていた車に集まっていた。

「墓地を訪れる職員には、適切なエチケットや敬意というものを教える必要があるようです。トラブルになるようなことはしたくないのですが、今回は行き過ぎた行為だと思います。」

そのように怒りを露わにするレアさんだが、実はこれまでにもこのような行為を目にしていたと言い、同地域を管轄するノース・リンカンシャー評議会に何度かクレームを入れていたそうだ。しかし問題行動は無くならず、「聞く耳を持たないようですね」とレアさんは呆れている。

当のノース・リンカンシャー評議会は「今回の件で不快に思われたことに対し、お詫び申し上げます」と謝罪したものの、「職員たちは快適にお墓参りができるように環境を整え、誇りを持って仕事に取り組んでいます。墓石に座るというのは一度限りの出来事で、普段はこのようなことはありません」と述べている。

このニュースを見た人からは「故人への敬意が足りていない」「自分の親の墓でやられた時のことを想像してみてよ。最悪だね」と男性の行為を批判する声があがった。

その一方で「彼も疲れていたんだよ。休ませてあげて」「死者は気にしないよ。自分の墓だったとしても気にしないね」「いちいち写真を撮ってネットに上げる人がいるのって、もううんざりだよね」「私がこの現場を見ても無視するけどな」など気にしないという意見や、写真を撮った女性の行為に冷ややかな声も寄せられているようだ。

画像は『Grimsby Telegraph 2021年4月1日付「North Lincolnshire Council apologises after workman pictured sitting on gravestone during smoke break」(Image: Submitted)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)