内村光良&日本テレビ・水卜麻美アナが、それぞれ男女1位を獲得して話題になった「理想の上司」アンケート。じつは “同時期” に、「上司になってほしくない有名人」アンケートがおこなわれていたーー。本誌は、大手広告代理店が男女計3000人に実施した、その調査結果を入手した。やはり、政治家の “不人気” ぶりが際立っていた。

「毎回おこなっている調査ですが、コロナ禍のためか、いつもと少し顔ぶれが変わりました。また、今までは『芸能人』に限定して回答してもらっていましたが、2020年から政治家の不祥事が相次いだことから、今回からは対象を『有名人』に広げての調査に変更しました」(大手広告代理店担当者)

 今回は男性編。不祥事続きの政治の世界から、ぶっちぎりの1位となったのが、女性蔑視発言によって、国民から総スカンを食った森喜朗元首相(83)だ。舌禍が多いのは今に始まったことではないが、じつに1177票を獲得。2位と486票差という堂々たる嫌われっぷりである。

「傲慢を絵に描いたようなブラック企業のワンマン社長」(22歳女性)、「この人は老害ではなく、もともとの資質。人を平気で傷つける。こんな上司だと組織が崩壊する」(41歳男性)など、紹介しきれない数の悪評が見られる。

「コロナ禍でストレスが溜まる視聴者から目の敵にされ、イメージは最悪。存在そのものが、不快感を煽っている形となりました。『こんなワンマン会長は嫌だ』という声の大合唱です」(広告代理店担当者)

 2位は、新型コロナウイルス感染後も、マスクなしで飲み歩く姿を報じられた石田純一(67)。「コロナに感染したのに危機感がなさすぎ」(31歳女性)、「過去の反省が生かされておらず、この人の部下についたら振り回される」(36歳女性)など、女性からの駄目出しが絶えない。

 3位は坂上忍(53)。前回の調査では1位だったが、今回は上位2人が強烈すぎたのか、ランクダウン。「正論を振りかざして、失敗したことをネチネチと責めてきそう」(32歳男性)、「とにかく自分本位。無理やり自分の意見に従わせようとしそう」(27歳女性)と、“面倒な上司” 扱いされている。

 4位には木村拓哉(48)がランクイン。「なんでも完璧を求めて、想像するだけで息苦しい」(33歳男性)、「理屈っぽく会議が長そう」(44歳女性)との声が。かつては「理想の上司」にも選ばれていたが……。

貴乃花光司もランクイン。「2018年に相撲協会を退職、部屋が消滅したころから評価が急落。最近の親子断絶騒動でもイメージが悪化している」(広告代理店担当者)

 5位は、テレビ朝日の社員で、『モーニングショー』のレギュラーコメンテーターを務める玉川徹(57)。自粛生活でワイドショーを観る人が増え、強烈な反発を買っている。「部下が失敗したら、理詰めでずっと説教しそう」(28歳男性)、「女性に対して、配慮があるとは思えない発言が多い」(31歳女性)など、SNSでの炎上騒ぎとも相まってか、辛辣な意見は数多い。

「前回まではワースト10に入ってなかったんですが、一気にランクインしました。玉川さんの出演する番組の視聴者が増えていることの表われなんでしょうが……」(前出・担当者)

 6位は広島県尾道市の餃子店で、マスクをする、しないの大騒動を巻き起こした堀江貴文(48)。7位は、毎回ワースト5常連の宮根誠司(57)がランクダウンした。

「屁理屈ばかりでやりにくそう」(29歳男性)、「取引先とバトってばかりな上司のイメージ」(46歳女性)などと面倒がられるホリエモンと、「会議でも自分で仕切りたがって発言も長そう」(31歳男性)、「あの下品な関西弁丸出しの上司がいる職場は耐えられない」(23歳女性)、「生理的にイヤ」(28歳女性)とまで拒否られるミヤネ屋。どちらも、上司としては歓迎されないようだ。

 8位は、社会学者の古市憲寿(36)。前回は4位と若手の “有望株” も、今回はマイナス評価を挽回した。しかし、「すぐ噛みついてきそう」(24歳男性)、「人のために汗をかくタイプではない」(26歳男性)と、辛辣な意見も並ぶ。

 9位は “お笑い怪獣” こと、明石家さんま(65)。10位は『とくダネ!』(フジテレビ系)からの卒業を決めた小倉智昭(73)。さんまには、「来客相手に、おもしろくもないギャグをずっとしゃべっていそう」(23歳女性)。小倉には、「なんだか威張ってるとしか思えない」(25歳女性)と、ともに若年層から拒絶する声が多かった。

 11位以下では、「次世代のホープだったのに、大きな過ちを犯して左遷された上司」(30歳男性)と、いまだに不倫騒動が尾を引く東出昌大(33)が13位にランクイン。

 14位には、2020年6月にジャニーズ事務所を退所した手越祐也(33)の名前が。「社内で揉め事を起こして、部下を置いてすぐに会社を辞めちゃいそう」(28歳女性)という意見が。

 15位は、「この人についていっても、いったい何がやりたいのかわからない」(44歳男性)と、“部屋を潰すわ、親子喧嘩するわ” の貴乃花光司(48)。

 29位には、なぜかTBSの高野貴裕アナウンサー(41)の名前が。「嫌われる要素ばかりの気がする」(25歳女性)、「実際にTBSの後輩の女子アナに説教ばかりしている映像を見た」(27歳女性)など、女性からのアンチ票が多かった。ちなみに高野アナは、女優の星野真里(39)の夫でもある。

アンケート実施期間は2020年12月1日〜2021年2月15日。対象者は20歳〜34歳660人、35歳〜49歳660人、50歳以上180人の男女合計3000人

(週刊FLASH 2021年3月16日号)