試合終盤で驚きのスプリントを見せたC・ロナウド【写真:Getty Images】

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スペツィア戦の試合終盤に見せた“加速”にスペインメディアが熱視線

 ユベントスのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドは、現地時間2日に行われたセリエA第25節のスペツィア戦(3-0)で今季20ゴール目を決めた。

 改めて健在ぶりを示したなか、海外メディアは得点時に見せたスプリントに注目している。

 ホームでのスペツィア戦で、ユベントスは後半17分にスペイン代表FWアルバロ・モラタのゴールで先制すると、同26分にはイタリア代表FWフェデリコ・キエーザが加点。そして後半44分、カウンターを発動するとウルグアイ代表MFロドリゴ・ベンタンクールのパスを受けたロナウドが左足でフィニッシュした。

 これでロナウドは、今季リーグ通算20ゴールに到達。12シーズン連続で20得点をマークする偉業を果たし、先月に36歳を迎えても、健在ぶりを見せつけるかたちとなった。そんななか、スペイン紙「AS」はスペツィア戦での得点時に見せたスプリントに注目している。

 試合終盤の速攻の場面で、ロナウドは味方がボールを奪った瞬間、すかさずスプリントを開始。オフサイドになることを警戒し、やや抑え気味にコントロールしていた印象だが、「AS」紙は「彼の年齢の事実と、そしてそれはクリスティアーノが90分を戦えるレベルにあることを示しており、まだ才能のある体格だ」と、終盤ながらも疲れを見せずに駆け上がった動きに熱視線を送った。

 奇しくも、同日に行われたDFBポカール(ドイツ杯)準々決勝(ボルシアMG戦)で、ドルトムントのノルウェー代表FWアーリング・ブラウト・ハーランドが、カウンター時に11秒で100メートル近くを駆け上がったシーンが海外メディアで話題に。

 そのシーンを比較し、記事では「ロナウドのランはそれほど持続的ではなかったし、スプリントはそれほど速くはなかった、それは約50メートルになる」と指摘しつつも、ハーランドが20歳という事実を踏まえ「ハーランドより16歳年上のクリスティアーノ、なんと! 89分で得点する残忍な加速」と見出しを打ち、そのパワーに対し驚きを持って伝えていた。(Football ZONE web編集部)