バレンシア戦で85分から途中出場となった久保。(C)Getty Images

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 現地時間2月27日に開催されたラ・リーガ第25節で、久保建英が所属する15位のヘタフェが、12位のバレンシアをホームに迎えた。

 ここ6試合で1分5敗、5試合連続のノーゴールと散々な結果に終わっているヘタフェは、この試合の結界次第での解任が取り沙汰されていたボルダラス監督が、この日もフィジカル重視の守備的なメンバーをチョイス。久保は4試合連続のベンチスタートとなった。

 試合は序盤から激しい肉弾戦が繰り広げる展開となるなか、FWエネス・ウナルが2本のヘディングシュートを放つなど、アグッレシブに攻撃を仕掛けていたヘタフェが、目の覚めるようなゴラッソで均衡を破る。39分、敵のクリアボールを拾ったMFアランバリが豪快なミドルを叩き込み、実にチーム6試合ぶりのゴールを挙げた。

 さらに51分、マクシモビッチにボールを奪われたバレンシアのDFディアカビがファウルで止めたプレーが決定機阻止と判断され、レッドカード。ホームチームが数的優位となる。

 すると直後の55分、GKソリアのキックをエネス・ウナルがヘッドでそらしたボールを受けたマタがGKシレッセンの股を抜くシュートでゴールをこじ開け、追加点を奪う。

 久保に出番が回ってきたのは85分、マタに代わって投入され、右サイドに入る。するとその2分後、同じタイミングでピッチに入ったアレニャが右足のボレーでネット揺らし、勝負を決める3点目を挙げる。

 90分には、左サイドからのクロスが流れてきたところを、久保が右足でシュートを狙うも惜しくもシレッセンに足でブロックされた。

 試合はこのまま3−0で終了。ヘタフェが7試合ぶりの白星を挙げ、連敗を4で止めている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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