Windowsで「動く壁紙」を! 手軽に実現できるフリーソフト「MLWapp」の使い方

写真拡大 (全12枚)

Windowsのデスクトップには、好きな画像を壁紙として表示できる。
ただし標準で設定できるのは静止画のみ、動画を表示することはできない。

動画が設定できれば、ダイナミックに動くデスクトップが実現できる。
今回は、それを手軽に実現できるフリーソフトを紹介しよう。


●「MP4」「AVI」形式の動画ファイルをデスクトップ背景として表示
Windows 10では、デスクトップの背景画像を自由にカスタマイズできる。オンラインで入手できるテーマを利用したり、オリジナル画像を表示したりしているユーザーも多いだろう。

ただし、その多くは静止画のはずだ。
もしも、動画をデスクトップ全体に表示できたら、日々の作業は今よりちょっとだけ楽しくなるだろう。

今回紹介する「MLWapp」というフリーソフトは、それを実現するツールだ。
以前、紹介したことのある「Wallpaper Engine」は有料で、かつ事前に「Steam」というゲーム環境をインストールする必要があった。

しかし「MLWapp」なら、そうした面倒はいらない。
記事末のサイトからZIPファイルをダウンロードし、解凍した「MLWapp2.exe」を実行すれば、すぐに起動して利用できる。

起動すると、タスクトレイにアイコンが常駐する。
アイコンをクリックしてメニューの[Open App]を選択すれば、設定画面が表示される。


「MLWapp」でデスクトップに動画を表示した例。画面の魚は実際には動いている。



タスクトレイのアイコンをクリックしてメニューを開く。



メニューの[Open App]を選択すると設定画面が開く。


動画ファイルは、設定画面の左側で[Add Video]を選択し、[Add Video as Live Wallpaper]で設定する。[Browse]ボタンをクリックして、パソコンに保存してある動画ファイルを選択するだけだ。
利用できる動画は「MP4」「AVI」形式のファイルだ。

また、[Black Overlay]で動画の明るさを調整したり、[Video Volume]で音量を調整したりすることもできる。

複数のモニターを利用している場合は、モニターごとに動画ファイルを設定することもできる。複数モニターの場合、動画の表示方法として、各モニターに別々の動画/同じ動画/2つのモニターで1つの動画の3つを選べる。

また、左側のメニューで[Add Music]を選択すればサウンド、[Playlist]を選択すれば再生する動画のプレイリストも設定できる。[Settings]はWindows起動時の動作などの設定だ。


左側で[Add Video]を選択し、[Add Video as Live Wallpaper]で動画ファイルを設定する。複数モニターの場合、動画の表示方法を選択することができる。



[Add Music]では、サウンドファイルを設定できる。



[Playlist]では再生する動画のプレイリストを設定できる。



[Settings]はWindows起動時の動作などの設定だ。


左下の「mylivewallpapers.com」のリンクをクリックすれば、壁紙用の動画ライブラリを表示し、好みの動画をダウンロードして利用することもできる。
「Anime」「Nature」「Fantasy」などのカテゴリーごとに分類されているので、好みの動画を見つけることができるだろう。用意されている動画ファイルはMP4形式で、ファイルサイズは数十MB程度のものが多いようだ。

動画ファイルも豊富に用意されていて、誰でも手軽に動くデスクトップを実現できるので、「デスクトップがなんとなく寂しい」という方にはおすすめのツールだ。

なお、動画を再生するので非力なマシンだと負担になるかもしれない。その点に注意すれば、誰にでも楽しめるツールだろう。興味があれは、試してみてほしい。


「mylivewallpapers.com」のリンクをクリックすれば、動画をダウンロードできるサイトが表示される。



カテゴリーごとに絞り込んで検索できる。



動画は事前に再生して内容を確認できる。



各動画のページ下にある「Live Wallpaper for DESKTOP」の[Dowoload]ボタンをクリックすると、動画ファイルをダウンロードできる。


MLWapp
PC画面でデススターも建設される! 圧倒的に美しい「動く壁紙」が使える「Wallpaper Engine」


井上健語(フリーランスライター)