あずさ監査法人が一橋大学との共同研究により機械学習を活用しAIによる会計不正リスク検知モデルに関する特許を取得
あずさ監査法人は、一橋大学と共同で、勘定科目レベルで不正会計の検知を行う技術を開発し、2020年2月28日に特許(第6667865号)を取得した。
あずさ監査法人では、AI・機械学習を活用した不正リスク検知モデルを既に監査業務において活用しているとのこと。ここに本特許技術を利用することで、今後、より精緻な勘定科目レベルの異常度を確率的に算出し、不正リスクの早期発見・対応に繋げることが可能となる。
本特許技術では、Graphical Lassoと呼ばれる手法を用いて、勘定科目間の関係性をデータから学習することで構築したモデルに、検証対象会社の会計情報をインプットし、各勘定科目の異常度を算出している。本モデルは、(1)過去の不正の有無に関する情報を与えることで学習を行うSupervised Learning、(2)同情報を与えずに学習を行うUnsupervised Learningの二つの手法を含んだハイブリット構造を採用しており、過去に事例数が少ない不正会計であっても検知が可能だ。
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