主婦業のかたわらエッセイストとしても活動する若松美穂さんが、楽しく、豊かに暮らすためのさまざまな工夫をつづります。

ひと工夫で、食事の用意をラクにしよう



年度末が近づき、働くお母さんはお仕事もお忙しいですよね。
と同時に、卒業・入学・新学期の準備があったりすると、ますます時間がないでしょう。

食事の用意には時間をかけたいけれどかけられない。でも、少しだけ手をかけている風にも見せたい…ということはありませんか?

そこで、私がやっている手抜き…いいえ、スピードアップ術をいくつか並べてみようと思います。

・出すだけ、並べるだけ


切ったり、むいたりしなくていいもの=出すだけ・並べるだけ。
フルーツなら洗って出すだけのものを、1・2品並べるとラクです。

・後始末がラクな状態で出す


メインに、温かいものや、“ひと手間かけていると感じられる”ものを出したい場合には、後始末がラクなよう、調理器具やお皿を汚さない状態で出します。
私にとっては、アルミホイルやクッキングシート、くっつかないホイルは優秀、かつ強〜い味方です。

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写真は、大好きな鶏の軟骨に塩コショウをふって焼いただけ。
辛いのが好きな人用に、コチュジャンを添えています。

・下処理がラクな素材を使う


写真上のように、下処理が必要な素材を使うのは、忙しいときには極力避けます。
たとえば、「あく抜き不要&食べやすい長さにカットずみの白滝」のように、“すぐに使うことのできるもの”が便利。

そのためには、日ごろから買い物をするときに目を光らせ、商品や調理法を知っておくことが必要なのかもしれません。

・フライパンやプレートのまま出す


調理器具に乗ったまま、食卓に出すことをOKとするのも手。

このときは、家族にダイエットをしている人がいたので、油を落とすため、クッキングシートを使いませんでした。
その分、「鶏肉とジャガイモのグリル」は、魚焼きプレートのまま食卓へ。

もちろん、片づけを簡単にするため、食後は、魚焼き器の油や汚れを不要な布ですべて丁寧にふいてから洗います。
スポンジやキッチンが油まみれにならずにすみますよ。

・お肉は薄切りに


お肉は薄切りにすると、火のとおりが早い!!
わが家の女子は鶏肉が大好き。もも肉や胸肉も、ぶつ切りよりは、薄切りにすると火のとおりが早く、家族も待ち時間が少なくてすみます。

あまり料理が得意ではない母も、
「鶏肉を薄切りにしておいてくれると、炒め物にしてもでき上がりが早いし、食べやすくていいわ」と。
(薄切りにする作業は私の役目のようですが…)

・アヒージョ風料理はお助けの一品


最後は、なにもないときに助けてくれる一品。

冷凍ブロッコリーとシーフードミックスを小さめの鍋に入れ、オリーブオイルをたっぷりとかけ、火をとおします。
アヒージョ…といっても、冷凍なので水分が多く出ます。アヒージョ風かな!?

あくまでもわが家はですが、蒸し野菜の要素が強くなるので、油たっぷりの状態よりも、喜んで食べます。
お好みで、キノコやニンニク、唐辛子が入ってもいいですよね。最後に塩コショウで味つけを。


ちなみに、アヒージョをするのにベストなお鍋は、グッドプラス・ホーローミルクパン【EMAILLE(エマイル)】の15cmの赤いお鍋。食卓にそのまま出せるかわいさです。

皆さんがんばっているのですもの。忙しいときには、あれも、これも…と思わず、上手に手を抜く工夫をしたいものですね。

【若松美穂(わかまつみほ)】

お金をかけずにセンスと工夫でおしゃれに暮らすカリスマ主婦読者として、生活情報誌『ESSE』や『サンキュ!』などで紹介され人気者に。2011年、心理カウンセラーの資格を取得。主婦業のかたわら、エッセイストとしての執筆活動のほか、講演、各メディアへの出演など多方面で活躍。夫と娘2人、母親の5人家族。埼玉県在住。公式サイト「“いま”と“みらい”のへや
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