エムレ・ジャン、ブンデス再デビュー戦で鮮烈弾も自身の出来とチームの守備に苦言

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ブンデスリーガ再デビュー戦で鮮烈なゴールを記録したドルトムントのドイツ代表MFエムレ・ジャンだが、痛恨の敗戦を悔やんでいる。

ドルトムントは8日、敵地で行われたブンデスリーガ第21節のレバークーゼン戦を3-4で落とした。

直近のDFBポカールのブレーメン戦で痛恨の敗戦を喫したドルトムントは、必勝を期して難敵レバークーゼンのホーム乗り込んだ。

試合序盤からオープンな打ち合いの様相を見せた名門対決だが、2-2のスコアで迎えた65分にDFラファエウ・ゲレイロのゴールで勝ち越しに成功。このまま敵地で押し切ることが期待されたが、81分にFWレオン・ベイリー、その1分後にDFラース・ベンダーに続けてゴールネットを揺らされ、逆転を許した。その後、再び攻勢を見せたものの、FWアーリング・ハーランドが移籍後初の無得点に抑え込まれたこともあり、今季初の公式戦連敗となった。

この試合でユベントスから加入後初スタメンを飾り、33分にボックス手前から見事なミドルシュートを決め、ブンデスリーガ再デビュー戦で早速ゴールを記録したジャン。しかし、ゴール以外の自身のパフォーマンスやチーム全体の守備の緩さを悔やんだ。クラブ公式サイトが新戦力の言葉を伝えた。

「このチームには力があるけど、学ぶべきことがひとつある。リードしたら、もっと“ダーティー”にいく必要があるということだ。簡単に言えばね。時にはファウルも必要だし、もっとしっかり守らないと。美しい攻撃的サッカーもいいけど、守備面の改善が課題だ」

「今日も3点を奪えたけど、4点を失ってしまった。これでは勝てないよ。もちろん、手痛い結果だけど、シーズンは長い。いろんなことが起こり得る」

「僕はこのチームを信じている。まだ加入して1週間だけど、力はある。ベストを尽くしてチームの助けとなるつもりだ。長らくプレーしていなかったから、僕自身いい出来ではなかったけど、これから良くなっていくよ」

直近2試合連続で3失点中のドルトムントは14日に行われる次節フランクフルト戦でその課題を克服し、18日に控えるチャンピオンズリーグ(CL)ラウンド16のパリ・サンジェルマン戦に良い形で臨めるか。