ボルシア・メンヒェングラードバッハにおける、マックス・エベールSDが進める長期プロジェクトは順調にその歩みを進めている。守護神ヤン・ゾマー、元ドイツ代表クリストフ・クラマーとの両ベテランとは2023年まで、フロリアン・ノイハウスやラシュロ・ベネシュといった若手とは2024年まで、主力選手との長期契約を結ぶ事に成功。だが現在ブンデスリーガ2位を守備で支えるCBコンビ、2021年まで契約を残すマティアス・ギンターとニコ・エルヴェディに対する不安はないのか?

 「まぁ、特に我々から何か発表するようなことは、まだ特に無いがね」と語った同SDだが、「両選手共について言えることだが、我々には2021年よりも長く、彼らを留めておけるチャンスがある。だから、我々は非常にリラックスしているところさ」とコメント。正式な発表こそなされていないが、両選手の契約は共に出場試合数に応じて、さらに1年間延長がなされる仕組みとなっているようだ。

 つまりはグラードバッハにとってみれば、実質上は既にギンター、そしてエルヴェディを共に、2022年まで保持することが可能といえる。そしてさらにそれよりも長く、少なくともギンターについてはチームに残留していく可能性も決して低いものではないだろう。今冬のスペイン合宿にてドイツ代表DFは「グラードバッハへの移籍がどれほど僕にとって功を奏したことか。心の中で大きな存在となっているし、とても居心地よく過ごしているよ」と改めて強調した。