いま観に行ける大会を紹介! 11月はパラスポーツが熱い
パラスポーツの大会が多数開催される11月。ドバイでは東京2020パラリンピック日本代表内定がかかる陸上競技の世界選手権が行われるが、国内でもバドミントン、シッティングバレーボール、陸上競技の車いすマラソンなど見ごたえのある国際大会が揃う。その他、クラブチームNo.1を争うゴールボールや日本一を決める射撃、水泳なども開催。今年の秋はパラスポーツが熱い!
各大会のスケジュールはこちらでチェック!
クラブチームNo.1決定戦!
【ゴールボール】
マネードクター2019日本ゴールボール選手権大会
男女それぞれのクラブチーム日本一を決める国内最高峰の大会。8月に行われた男子予選大会では、「Amaryllis」が1位通過、2位は「所沢サンダース」、3位は「チーム附属」、以下「スーパーモンキーズ」「NBS」「国リハmen's チーム雷」が続き、9月に行われた女子予選大会では、1位が「国リハLadies チームむさしずく」、2位が「九州なでしこ」、3位が「チーム附属」、以下「Moon Luster」「mina*RICCA」「Merveilles 」となり、本大会に出場する男女各6チームが出揃った。男女ともに昨年の優勝チームが予選を1位通過しているが、今年のチャンピオンはどのチームの手に渡るのか。12月のアジアパシフィック選手権(千葉)を前に、各クラブにわかれて戦う日本代表選手たちのプレーが見られる!
注目選手:金子和也、川嶋悠太、安室早姫 など
開催日:2019年11月2日(土)、3日(日)
開催場所:足立区総合スポーツセンター(東京都足立区)
入場料:無料
国内トップ選手が出場!
【射撃】
第32回全日本障害者ライフル射撃競技選手権大会
団体戦と個人戦の計17種目が行われる国内トップクラスの選手による戦い。激しい動きはない射撃だが、1発1発が緊張の連続。選手たちはわずかなミスも許されない中、集中力、技術、体力をコントロールして試合に挑む。今大会には、10月の世界選手権で活躍し、東京パラリンピックの推薦内定を決めている大学生シューターの水田光夏や、推薦内定に向けて近い位置につけるピストルの山内裕貴など注目選手も出場予定。国内チャンピオンの座につくのはどの選手か。緊張感に包まれた会場で繰り広げられる熱い戦いを見よ!
注目選手:水田光夏、山内裕貴、渡邊裕介 など
開催日:2019年11月9日(土)、10日(日)
開催場所:千葉県総合スポーツセンター射撃場(千葉県千葉市)
入場料:無料
東京パラリンピック出場への戦い!
【バドミントン】
ヒューリック・ダイハツJAPAN パラバドミントン国際大会 2019
東京パラリンピックの本番と同じ国立代々木競技場・第一体育館で行われる東京2020テストイベント。「ヒューリック・ダイハツJAPAN パラバドミントン国際大会」は今回で3回目となり、規模の大きい大会として世界から多くの選手が参加するだけでなく、日本障がい者バドミントン連盟強化指定選手・次世代アスリート全員が出場する。なかでも注目なのが、前回大会でシングルスとダブルスで優勝し、8月に行なわれた世界選手権で初優勝を飾った里見紗李奈。東京パラリンピック出場のためのランキングポイント対象大会でもあり、ハイレベルな試合が見られること間違いなし!
注目選手:里見紗李奈、山崎悠麻、今井大湧 など
開催日:2019年11月13日(水)〜17日(日)
開催場所:国立代々木競技場(東京都渋谷区)
入場料:無料
世界ランキング上位が集結!
【シッティングバレーボール】
2019 NOMURA WOMEN'S WORLD SUPER 6
2017年に始まったWorld Super6は、ホスト国のほか、選ばれし5チーム(合計6チーム)で争われる大会。女子の大会は2017年と2018年は中国で行われ、1回目はロシア、2回目は中国が優勝している。今回のホスト国は日本で、日本のほか、世界ランキング上位チームが集結する。日本は1回目こそ最下位だったが、2回目は4位。今回はホームでの開催とあって、声援を味方にひとつでも多くの白星を重ねたい。強豪国との戦いは貴重な強化の機会となるため、各チームの気合いは十分。東京パラリンピックの前に世界のスーパープレーを堪能しよう!
注目選手:小方心緒吏、西家道代、齊藤洋子 など
開催日:2019年11月13日(水)〜17日(日)
開催場所:台東リバーサイドスポーツセンター(東京都台東区)
入場料:無料
日本人TOP3に東京パラ代表の可能性!
【陸上競技】
第39回大分国際車いすマラソン
今年で39回目を迎える大分国際車いすマラソンは、世界最多の車いすランナーが参加する国内最大級の大会。今回は日本人男女3位以上が、東京パラリンピック出場につながる「2020マラソンワールドカップ」に派遣されるとあってこれまで以上に白熱したレースが展開されるだろう。前回は、男子は鈴木朋樹の2位、女子は喜納翼の優勝(大会2連覇)が日本勢の最高順位だったが、海外の強豪も集うなか、日本人選手はどれだけ上位に食い込めるのか。また、男子のマルセル・フグ(スイス)の8度目の優勝の行方も気になるところだ。
注目選手:鈴木朋樹、土田和歌子、ハインツ・フライ(スイス) など
開催日:2019年11月17日(日)
開催場所:大分県庁前など(大分県大分市)
入場料:無料
近未来の代表選手が躍動!
【車いすバスケットボール】
第16回北九州チャンピオンズカップ国際車いすバスケットボール大会
本大会は、2002年に実施された車いすバスケットボール世界選手権「北九州ゴールドカップ」を記念して始まり、今回で16回目の開催となる。今年はオーストラリア、カナダ、ドイツ、そして日本の男子4チームで争われ、総当たり戦の予選の後、トーナメント戦による順位決定戦が行われる。東京パラリンピックに出場する若手選手の育成を目的とした国際大会でもあり、日本は次世代を担うU23の選手を中心とした構成で挑む。東京パラリンピック、さらにその先の国際舞台で活躍するフレッシュな顔ぶれに声援を送ろう!
注目選手:鳥海連志、古澤拓也、赤石竜我 など
開催日:2019年11月22日(金)〜24日(日)
開催場所:北九州市立総合体育館(福岡県北九州市)
入場料:無料(準決勝・決勝ほか一部試合のアリーナ席チケットは有料)
日本代表選手の登竜門!
【水泳】
第36回日本パラ水泳選手権大会
指定地域大会などで参加標準記録を突破している身体(肢体、視覚)及び知的障がいの選手が、日本一をかけて競う国内最大の大会。本大会は全国各地から世界を目指す選手が集まる“日本代表の登竜門”といえるが、もちろん記録ホルダーやベテラン選手も多数出場する。昨年は過去最多となる総勢523名がエントリーし、日本新記録やアジア新記録も多数誕生したが、今大会の結果はいかに? パラリンピックでメダルラッシュが期待される人気競技の注目大会!
注目選手:鈴木孝幸、富田宇宙、辻内彩野 など
開催日:2019年11月23日(土)、24日(日)
開催場所:千葉県国際総合水泳場(千葉県習志野市)
入場料:無料
シングルスの頂上決戦!
【卓球】
第11回国際クラス別パラ卓球選手権大会
障がい別に区分された各クラスのパラ卓球日本一決定戦。今年は個人戦(シングルス)のみ実施され、予選リーグの上位2名が決勝トーナメントに進出する。年に一度の頂上決戦だけあり、日本を代表する選手らが参戦。東京パラリンピックに向けたライバル同士の一戦は激戦必至だ。国際大会派遣選手選考には本大会の優勝が条件となっており、強化指定選手、次世代育成選手の選考にもかかわるため、選手たちも重要な大会と位置付けて臨む。ベテラン選手はもちろんのこと、新たなスター誕生にも期待がかかる!
注目選手:岩渕幸洋、八木克勝、茶田ゆきみ など
開催日:2019年11月30日(土)、12月1日(日)
開催場所:大阪市舞洲障がい者スポーツセンター(大阪市此花区)
入場料:無料
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text by TEAM A
photo by X-1
※スケジュ―ルや出場選手は予定であり、変更になる場合があります。最新情報は公式サイトなどでご確認ください。