FANTASTICS(左から)澤本夏輝、木村慧人、堀夏喜、中島颯太 撮影/廣瀬靖士

写真拡大

 昨年12月にデビューしたダンス&ボーカルグループ・FANTASTICS from EXILE TRIBEのメンバーからボーカルの中島颯太、パフォーマーの澤本夏輝、堀夏喜、木村慧人にインタビュー。ニューシングル『Dear Destiny』は、フレッシュ感あふれる彼らの新たな一面を見せてくれるちょっぴり大人なバラード曲。

【写真】メンバーのソロカット、笑顔の集合カットも

堀夏喜(以下、堀)「僕ら、まだデビューして時間がたっていないんですが、だんだんFANTASTICSらしさというか、芯になるものができはじめている気がします」

中島颯太(以下、中島)「爽やかさやスタイリッシュさが前面に出ていて、かつEXILEのメンバーでもある世界さんや(佐藤)大樹さんがリーダーとしているので“EXILE魂”もある。僕らにしか出せない色がどんどん出てきているなと感じています」

中島「前作のシングル『Flying Fish』の収録曲で映画『4月の君、スピカ。』(佐藤大樹主演)の主題歌『Believe in Love』が高校生の恋のような青春真っただ中の恋愛を歌ったバラードなら、今回はタイトルのとおり運命の人に向けた、大人の恋愛観も表現しています」

 レコーディングでは、もうひとりのボーカル・八木勇征とともに“大人の色気”が出せるようさまざまな工夫をしたそう。

中島「“もう少しやわらかく、微笑みながら歌ってみよう”とか、“バラードだけど、リズム感を出したいよね”という感じで勇征くんと相談しながら進めました。それと、澤夏くん(澤本夏輝)が作ってくれた振り付けにも合うように考えて」

澤本夏輝(以下、澤本)「難しいテクニックを入れるよりも、聴いてくださる方に歌詞がしっかり届くことを意識して振りをつけました。『BelieveinLove』のときは、世界さんと(木村)慧人と3人で考えたんですが、今回はひとりで」

堀「僕らの場合、パフォーマーそれぞれに得意なダンススタイルがあって、曲の雰囲気に合いそうな人が振り付けを担当することが多いです」

 タイトルにある“運命”を感じる女性について聞くと、

堀「運命の人……、考えたことないな」

澤本「ウソ、絶対あるでしょ! 僕は、コンビニのおにぎりを取ろうとしたら、隣の女性も同じものを選んでいて手が触れる、みたいな経験がしてみたいです(笑)。メンバーとは、よくなるんです。さっきも、なっちゃん(堀)と手を置く場所が同じで」

堀「手でもつなぐって(笑)」

中島「メンバーとの偶然は、よくあります」

堀「この前も、ひとりでする用事が終わって、帰ろうと信号が青に変わって歩き出したときに横から迫ってくる人がいて。身構えたら、メンバーの(瀬口)黎弥くんでした。偶然、並んで信号待ちしていたみたいで」

澤本「それと似たこと、あったよね。“お腹すいたな”と思って入ったファストフードのお店に偶然、なっちゃんと(中島)颯太がいて」

木村慧人(以下、木村)「僕は……。卵かけご飯を食べようと思って、“こいつに決めた”って卵を割ったら2個、黄身が出てきて。こんな運命あるんだって」

堀「メンバーとじゃなくて、生卵に運命を感じたのね(笑)」

最近、インターネットで検索した言葉は?

澤本「ロンドンのショーディッチです。さっき、スタイリストさんから聞いたんですが、おしゃれなエリアらしいので行ってみたい」

堀「僕、帽子ですね。『ニューエラ』の帽子を3つ買ってしまいました」

中島「“ご馳走”っていう単語を調べました。THE RAMPAGEの陣さんにアイスを買っていただいて、ご馳走になったので」

木村「インスタの使い方です。僕ら、個人アカウントを持ってインスタグラムを始めたばかりなんです」

澤本「僕、あと、ハシビロコウを調べました。まったく動かない鳥」

中島「なんで、それ調べたの?(笑)」

澤本「上野動物園で見たときに、すごく不思議な鳥だなと思って。羽を広げると5メートルくらいあるの」

堀「でかっ!!」

Jr.EXILE世代初のコラボライブの裏話

【7月に4日間にわたって開催されたJr.EXILE世代(GENERATIONS、THE RAMPAGE、FANTASTICS、BALLISTIK BOYZ)のコラボレーションライブ『BATTLE OF TOKYO(BOT)』。3日目の公演日、7月6日は胃がんのために亡くなったFANTASTICSのパフォーマー中尾翔太の命日だった】

堀「前日(7月5日)の夜にHIROさんから“ (当時、闘病中だった中尾や、何かと闘う人にむけEXILEのATSUSHIとTAKAHIROが共作した)『Turn Back Time feat. FANTASTICS』を明日、(アンコールで)歌ってもいいんじゃないか”と提案をいただいて。急遽、それぞれのグループのボーカルが歌い、パフォーマンスすることになりました。みんなが同じ思いでステージに向かいましたし、同じ気持ちで踊っていたと思います」

澤本「あの光景をいま思い返しても鳥肌が立ちます」

堀「会場のみなさんも(中尾がデザインしたひまわりをモチーフにしたイラストにちなみ)ひまわりを持って、一緒に歌ってくれて。それが、なおさら感動的でした。あの一体感はなかなか経験できないと思います」

澤本「なっちゃん(堀)が泣いているところスクリーンに映されてたね」

堀「あれはもう、こらえるの無理だと思いました。でも、僕より慧人の方が先に泣いてましたから」

木村「はい」

中島「僕は、自分の歌のパートがあるまで頑張ろうと思って。でも、スタッフのみなさんも目のまわりが赤くなっているのが見えて。正直、なかなか歌に集中するのが難しかったです」

堀「BOTのステージは4日間だけだったんですが計り知れない経験値というか、得るものがありました」

澤本「初日に世界さんがケガをしたこともあって、改めてFANTASTICSのチームワークの良さを感じることができましたし」

堀「それぞれに個々で気づいたことも多かったので、これからに生かしていきたいと思います」

3rdシングル
『Dear Destiny』8月21日発売
【CD+DVD】1852円+税
【CD】1204円+税

◆初のホールツアー『FANTASTICS SOUND DRAMA 2019 FANTASTIC NINE』が10月11日からスタート!
 詳細は、LDH公式サイト(https://www.ldh.co.jp)