XFN-ASIAによると、米医薬品大手メルクは1月31日、2005年第4四半期（10−12月期）決算を発表した。それによると、最終利益は、前年比2％増の11億2000万ドル（約1300億円）となった。1株当たり利益は、前年同期の50セントに対し、51セントとなった。特別項目計上前の1株当たり利益は64セントとなり、市場予想の62セントを上回った。

　　売上高は同0.3％増の57億7000万ドル（約6800億円）となり、市場予想の56億4000万ドルを上回った。また、同社は第4四半期中に、関節炎治療薬「バイオックス」の訴訟関連ファンドに2億9500万ドル（約350億円）を新たに繰り入れた。同社は現在、「バイオックス」をめぐり、9600件以上の訴訟を起こされている。また、同社は、2006年通期の最終利益が1株当たり1.98−2.12ドルになる見通しを発表した。【了】