恋人の1歳2か月になる子供を殺害した24歳女(画像は『ClickOnDetroit 2018年10月30日付「24-year-old Michigan woman faces manslaughter charge in death of 1-year-old boy」(WILX)』のスクリーンショット)

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自らも母親でありながら、恋人の子供を殺害してしまった女。このほど米ミシガン州の裁判所で罪状認否のヒアリングが行われたが、幼い子の命を奪った被告は法廷では涙も見せず淡々とした様子だったという。『ClickOnDetroit』『WILX』などが伝えた。

ミシガン州ジャクソンで10月9日、アンバー・リン・リーヴズ(24歳)は交際していた男性の1歳2か月になる息子、ローガン・トレイシー君の腹部を殴って致命傷を負わせた。ローガン君は2日後の11日に死亡。アンバーはローガン君への過失致死と第2級児童虐待で逮捕・起訴された。

10月29日に行われた罪状認否のヒアリングで、検察側は「被告は子供の世話を押し付けられ、怒りと不満が爆発したことにより今回の事態を引き起こした。自分の子供を含めどの子供の世話も任せるべきではない」と述べた。アンバーには30万ドル(約3,400万円)の保釈金が設定されるとともに、我が子を含む14歳未満の全ての子供との接触を禁じられた。

アンバーは今年8月、Facebookに「子供たちのことが大好き。子供を大切に育てていれば、子供が成長した時にきっと親の愛に気付いてくれると思う」などと投稿していたようだ。一方で殺害されたローガン君について、死亡追悼サイト『obits.mlive.com』には「オレンジ色が大好きで、音楽に合わせてダンスをするのが好きな子だった。お風呂で水をパチャパチャさせて楽しそうに遊んでいる姿は、見ているこちらも笑顔にさせてくれた。祖母の膝の上に乗って抱っこしてもらうことが大好きだった」と追悼の言葉が綴られた。

なお、アンバーは過去に第4級児童虐待の罪を認めていたことで保護観察処分を受け、それを問題なく終了させたことから起訴を免れていた。しかし今回、過失致死罪で有罪となれば15年の懲役刑の可能性、更に第2級児童虐待でも有罪になれば最長10年の実刑が科せられることになり、加えて7,500ドル(約85万円)の罰金支払い命令も下されることになるという。アンバーの次回出廷は、11月14日とのことだ。

画像は『ClickOnDetroit 2018年10月30日付「24-year-old Michigan woman faces manslaughter charge in death of 1-year-old boy」(WILX)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)