元アルゼンチン代表DFニコラス・ブルディッソが現役引退! ボカやインテル、ローマで活躍

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元アルゼンチン代表DFニコラス・ブルディッソ(37)が10日、自身の公式『インスタグラム(@nicolasburdisso_official)』で現役引退を発表した。

昨シーズン限りでトリノを退団したブルディッソには、先日に第3センターバックのルーマニア代表DFヴラド・キリケシュがヒザ前十字じん帯断裂で長期離脱を強いられていたナポリが関心を示していたが、同選手は最終的にスパイクを脱ぐ決断をした。

1999年10月10日にボカ・ジュニアーズで18歳でのプロデビューを飾ったブルディッソは、ちょうどそれから19年後の2018年10月10日に、ボカ・ジュニアーズとアルゼンチン代表のアイドル、ディエゴ・マラドーナ氏と抱擁している写真と共に現役引退のコメントを発表した。

「デビュー19周年を迎えたこの日にフットボーラーとしての自分の冒険が終わりを迎えたことを発表する」

「この道を自分と共に歩み続けてくれた神、家族、チーム、プレーヤー、コーチ。とりわけ、ファンたちに感謝の気持ちを伝えたい」

「フットボールは自分を毎日、幸せにし人間として成長させてくれる大事なツールだった。それは今後も続いていくと思う。今は本当に誇り高く満ち足りた気持ちなんだ。僕は子供の頃に夢見たすべてを叶えることができたんだ」

1999年に南米屈指の名将カルロス・ビアンチ監督の下、母国の名門ボカ・ジュニアーズでプロキャリアをスタートしたブルディッソは、2004年にインテルに完全移籍で加入。

しかし、“カルチョポリ”の影響もあってセリエA5連覇の黄金期を過ごしたインテルでは思うように出場機会を得られず、2009年にローマへレンタル移籍で加入。その後、完全移籍を果たした同選手は2014年まで主力として活躍。そして、ジェノアを経て昨年からトリノでプレーしていた。

前述のインテル時代に4度のセリエA制覇に2度のコッパ・イタリア制覇、ボカ・ジュニアーズ時代に2度のアルゼンチンリーグ制覇、2度のトヨタカップ制覇など、クラブキャリアを通じて多くのタイトルを獲得してきた。

2003年にデビューを飾ったアルゼンチン代表では2006年ドイツ・ワールドカップ(W杯)、2010年南アフリカW杯の2大会に出場するなど、通算49試合に出場し2ゴールを記録。また、2001年のFIFA U-20W杯、2004年のアテネ・オリンピックと世代別代表時代に優勝を果たした。