本田が名指しで太鼓判を押した日本の4選手とは?【写真:Getty Images】

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ゴールを決めた香川と大迫を称賛、その一方で先発4選手について言及

 ワールドカップ(W杯)3大会連続出場の男は試合後も冷静沈着だった。

 日本代表は19日のロシア・ワールドカップ(W杯)グループリーグ初戦コロンビア戦で2-1と勝利。途中出場で決勝アシストをマークしたMF本田圭佑は、4人の日本人選手について「緊張感がほぐれたと思う」と名指ししている。

 開始わずか3分に相手MFがハンドの判定で一発退場となり、そのプレーで得たPKをMF香川真司が決めて先制。前半39分に低弾道FKを叩き込まれて1-1に追いつかれるも、後半25分に香川と交代した本田が存在感を放つ。投入から3分後の同28分、左CKを獲得した日本は、本田の正確なキックからFW大迫勇也がヘディングで合わせて決勝弾。そのままリードを守り切った日本が2-1で逃げ切った。

「みんなが良かったと思う。前回のワールドカップで悔しい思いをした選手が決めたのは、次に生かせると思う」

 日本の2ゴールは、2014年ブラジルW杯で惨敗を経験した香川、大迫だった。当時の思いをバネに成長を誓い、一人ひとりがこの舞台を迎え、そしてピッチで存分に表現。本田も二人の活躍を称えている。

 その一方で、初めてW杯を経験する日本人選手も少なくなかった。本田自身は2010年から3大会連続出場で「僕はあまり調子に乗らずにギャップを埋めたい」と貫禄を見せたなか、先発した4選手を名指しして次のように語った。


W杯初出場・初勝利を経て、緊張から解き放たれた4選手

「元気とか昌子、宏樹、貴士なんかは、今日勝ったことですごく緊張感がほぐれたと思う」

 右サイドハーフの原口元気、CBの昌子源、右サイドバックの酒井宏樹、左サイドハーフの乾貴士の名前を順番に挙げた本田。“W杯初出場・初勝利”を経て、緊張から解き放たれたと見ている。

 4選手はフル出場を果たし、コロンビア戦の金星に大きく貢献した。もっともそれぞれ課題を口にするなど、24日のセネガル戦と28日のポーランド戦に向けて改善点は少なくない。“初戦の重圧”から解放されたと本田も太鼓判を押す4人は、次戦でさらなる活躍を見せてくれそうだ。


(大木 勇(Football ZONE web編集部) / Isamu Oki)