■MF 14 シャビ・アロンソ(元スペイン代表/当時23歳、現在36歳)

 ジェラードとの“黄金コンビ”で、ラファエル・ベニテス体制の中盤を支えたシャビ・アロンソ。2009年のリヴァプール退団後は、レアル・マドリードとバイエルンでプレーし、昨夏に現役引退を発表した。現在は、スペインで実施されている指導者ライセンス取得講習会に参加中。監督業への挑戦に意欲を見せている。

■MF 10 ルイス・ガルシア(元スペイン代表/当時26歳、現在39歳)

 13年前のCL準決勝チェルシー戦で“ゴースト・ゴール”を決めて、チームを決勝進出に導いたルイス・ガルシア。2007年にリヴァプールを退団した後は、母国スペインをはじめ、ギリシャ、メキシコ、インド、オーストラリアなど世界各地でプレーした。現在は解説者として、スペインやイギリスのテレビ番組に出演。リヴァプールとラ・リーガのアンバサダーも務めており、何度か来日を果たしている。

■MF 7 ハリー・キューウェル(元オーストラリア代表/当時26歳、現在39歳)

 ミランとのCL決勝では、23分で負傷交代を余儀なくされたキューウェル。2014年に現役を引退すると指導者に転向。昨夏からイングランド4部のクローリー・タウンの監督に就任すると、今シーズンは14位でリーグ戦を終了。現在は、3部チャールトンへの転任が噂されている。

■FW 5 ミラン・バロシュ(元チェコ代表/当時23歳、現在36歳)

 ユーロ2004では得点王に輝いたバロシュ。13年前の欧州制覇を置き土産にリヴァプールを退団すると、リヨンやガラタサライを経て、2014年からチェコ国内でプレーしている。今シーズンは同国1部のバニーク・オストラヴァに所属し、リーグ戦24試合出場9得点を記録。36歳にしてチームトップスコアラーに輝くなど、今もなおストライカーとしての矜持を見せている。

■MF 16 ディートマー・ハマン(元ドイツ代表/当時31歳、現在44歳)

 ミランとのCL決勝では、後半開始から出場したハマン。“イスタンブールの奇跡”から1年後にリヴァプールを退団すると、その後もイングランド国内でプレーし、2011年にMKドンズで引退した。その後は比較的静かな生活を送っていたが、最近は新聞やウェブサイトに記事を寄稿。ドイツとイギリスのテレビ番組にも出演している。

■MF 11 ウラジミール スミチェル(元チェコ代表/当時32歳、現在45歳)

 ミランとのCL決勝ではキューウェルと交代し、強烈なミドルシュートで2点目を奪ったスミチェル。大仕事をやってのけたがシーズン中はほとんど出場機会がなく、その夏に退団。2009年に現役生活に別れを告げると、チェコサッカー協会のスポーツマネージャーを務めた。現在はゴルフを楽しむ傍ら、リヴァプールのクラブアンバサダーとして様々なイベントに顔を出している。

■FW 9 ジブリル・シセ(元フランス代表/当時23歳、現在36歳)

 リヴァプール加入1年目で、キャリア唯一のCL優勝を経験したシセ。2012年に自身のファッションブランド『Mr. Lenoir』を立ちあげると、DJとしてアメリカの大物歌手マライア・キャリーと共演を果たすことにも成功。ケガもあって本業では大成しなかったが、マルチな才能を発揮している。昨年2月には現役引退を正式発表。だが、わずか半年後にスイス3部のイヴェルドンと選手契約を結んで電撃復帰を果たすと、リーグ戦28試合に出場して24ゴールを記録し、見事、得点王に輝いた。これを“ケジメ”に、今度こそスパイクを脱ぐようだ。

(記事/Footmedia)