小野、本田、堂安… 「日本人とオランダの黄金の組み合わせ」を現地紙が特集
堂安の活躍で日本人選手に脚光 小野は「エールディビジで最も優れたアジア人」
オランダ1部フローニンゲンのMF堂安律は、エールディビジ第28節のAZ戦で今季リーグ戦7得点目を記録し、10代の選手としてはウルグアイ代表FWルイス・スアレス(現バルセロナ)らと並ぶクラブ史上トップタイとなった。
オランダ紙「ELF Voetbal」は、堂安の活躍を報じるとともに、「日本人とオランダの黄金の組み合わせ」とこれまでにエールディビジでプレーした日本人選手の特集を組んでいる。
「ドウアンは寿司や相撲の発祥の地から来た初めてのエールティビジプレーヤーではない」
記事ではこのように切り出し、多くの日本人選手がオランダで成功を手にしてきたと触れている。
先陣を切って紹介されているのが、現在乗りに乗っている堂安だ。J1ガンバ大阪から期限付き移籍中の助っ人が、地元ファンから下位に低迷するチームの中でも“唯一の希望”として扱われていると言及。「彼のシュートに間違いはない」「非常に有用な存在」とプレー面も高く評価している。
また、その他にはヘーレンフェーンのMF小林祐希、フィテッセとADOデン・ハーグで計51ゴールを挙げたFWハーフナー・マイク(現ヴィッセル神戸)、DF吉田麻也(現サウサンプトン)、FW宮市亮(現ザンクトパウリ)も登場。フェイエノールトで活躍したMF小野伸二(現・北海道コンサドーレ札幌)に至っては、「エールディビジで最も優れたアジア人」として、UEFAカップ(現ヨーロッパリーグ)優勝など数々の栄光を掴んだチームの主役だったと触れられている。
本田の“今”も紹介「元皇帝はパチューカのピッチに…」
そして、最も大きく取り上げられているのが、日本代表FW本田圭佑(パチューカ)だ。2008年にVVVフェンロに加入すると、08-09シーズンには中心選手として2部リーグ最優秀選手に輝くパフォーマンスを見せ、チームを1部昇格に導いた。
その後、本田は2010年の南アフリカ・ワールドカップを見据え、ロシアの強豪CSKAモスクワへ移籍。セリエAの名門ACミランでは栄光の10番を背負い、今では「エールディビジの元皇帝はパチューカのピッチに立っている」と伝えている。
今後、エールディビジで小野や本田のように語り継がれる活躍を見せる選手たちは出てくるだろうか。
(Football ZONE web編集部)