伊調馨に「選手なんですか?」 谷岡郁子氏の発言に須藤元気氏が苦言
レスリング五輪4連覇を成し遂げた伊調馨が、日本レスリング協会・栄和人強化本部長からパワーハラスメントを受けたとされる告発状が内閣府に出された問題について、15日、至学館大学の学長であり日本レスリング協会副会長の谷岡郁子氏が会見を開いた。
「今日、私は至学館大学の学長として会見をさせて頂きます。レスリング協会の副会長としては会見致しません」と前置きした谷岡氏。パワハラの有無については、「協会の大スポンサーでもあるALSOKに所属する人の練習場所を抑えてまわるほどのパワーが栄監督にあるでしょうか」と否定的な見方を示すと、その一方では「そもそも伊調馨さんは選手なんですか? そもそも彼女は東京オリンピックを目指しているんですか?」と厳しい言葉も飛び出した。
すると16日放送、フジテレビ「とくダネ!」では、拓殖大学レスリング部監督で元格闘家・須藤元気氏がゲスト出演。谷岡氏の会見や伊調の現状について見解を述べた。
まずは谷岡氏の発言に伴う伊調の現状について、「本人の中でも揺れ動いているのは、リオが終わってからあったと思う」と切り出した須藤氏だが、伊調が東京五輪を目指すとなれば、日本女子レスリング界の選手層の厚さから「今すぐ練習を始めないと間に合わない」とキッパリ。その上で同氏は「実際問題どうしようかっていうときに、こういう問題になって、ちょっと本人のモチベーションが下がっちゃったんじゃないか。本人が今一番傷ついていると思う」と渦中の伊調を気遣った。
また、そんなタイミングで出てきた谷岡氏の「選手なんですか?」発言に対し、「副会長も全体を通して正義感が強いんでしょうね。どうしても自分の選手たちを守ろう、学生を守ろうって気持ちでああいう言葉になってしまったと思う」と一定の理解を示した須藤氏だったが、「副会長としては言葉をもう少し選んで配慮すべきだった」と苦言を呈した。
「今日、私は至学館大学の学長として会見をさせて頂きます。レスリング協会の副会長としては会見致しません」と前置きした谷岡氏。パワハラの有無については、「協会の大スポンサーでもあるALSOKに所属する人の練習場所を抑えてまわるほどのパワーが栄監督にあるでしょうか」と否定的な見方を示すと、その一方では「そもそも伊調馨さんは選手なんですか? そもそも彼女は東京オリンピックを目指しているんですか?」と厳しい言葉も飛び出した。
まずは谷岡氏の発言に伴う伊調の現状について、「本人の中でも揺れ動いているのは、リオが終わってからあったと思う」と切り出した須藤氏だが、伊調が東京五輪を目指すとなれば、日本女子レスリング界の選手層の厚さから「今すぐ練習を始めないと間に合わない」とキッパリ。その上で同氏は「実際問題どうしようかっていうときに、こういう問題になって、ちょっと本人のモチベーションが下がっちゃったんじゃないか。本人が今一番傷ついていると思う」と渦中の伊調を気遣った。
また、そんなタイミングで出てきた谷岡氏の「選手なんですか?」発言に対し、「副会長も全体を通して正義感が強いんでしょうね。どうしても自分の選手たちを守ろう、学生を守ろうって気持ちでああいう言葉になってしまったと思う」と一定の理解を示した須藤氏だったが、「副会長としては言葉をもう少し選んで配慮すべきだった」と苦言を呈した。