パシュート日本、オランダ紙も完敗認める 新記録樹立も…「圧倒的に強かった日本」
新記録達成も日本に2秒差完敗…オランダ紙も脱帽「最有力候補の力を見せた」
平昌五輪は21日、スピードスケート女子パシュートで日本が2分53秒89の五輪新記録でオランダを破り、金メダルを獲得した。敗れたオランダメディアは「圧倒的に強かった日本」「最有力候補の力を見せた」と賛辞を送っている。
「圧倒的に強かった日本に敗れ、女子チームは銀メダル」と特集したのは、オランダ紙「AD」だった。
記事ではオランダ新記録となる2分55秒48を樹立しながら、敗れたことを紹介。「日本は最有力候補の力を見せ、エキサイティングな決勝を約2秒も速い五輪新記録で日本が勝利した」と敬意をもって伝えている。
日本は高木美帆、高木菜那、佐藤綾乃の3人で挑んだ、序盤はリードした日本だったが、中盤でオランダに一度は逆転された。それでも、3人の息の揃った動きは乱れることなく、後半に盛り返して再逆転。そのまま歓喜のゴールに飛び込んだ。総力を結集させ、掴み取った金メダルに日本は大きな感動に包まれていた。
接戦ものにした日本「終盤に日本が息を吹き返し、オランダはタイトル失った」
記事では「序盤はわずかに日本が速かったが、6周目に入るとオランダが逆転し、何周かそれをキープした。しかし、日本が息を吹き返し、勝利し、オランダは五輪のタイトルを失った」と記し、接戦となりながら最後に日本が勝負強さを発揮したレース展開をレポートしている。
今回の日本の金メダルを巡っては相手のオランダのマリット・レーンストラが「すべてを出し切った。日本の方が強かった」と語るなど、スケート王国も力負けしたことを素直に認めていた。
年間300日を共にし、チームワークを磨いてきた日本。今後は種目において、世界の手本とされ、目標とされるだろう。それぞれの実力を絆で結び、世界の頂点に輝き続けられるか。また新たな戦いが始まる。(THE ANSWER編集部)