高畑充希 撮影/伊藤和幸

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「朝ドラ『とと姉ちゃん』が始まって、『わたしは真悟』や『エレクトラ』で舞台をやっていた今年の5月くらいまで、ずっと走り続けていたような感覚だったんです。でも、お休みをいただいてリフレッシュしたら、気持ち的にもガラッと変わって。今は、日々追われていない生活なので、すごく穏やかです(笑)」

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 昨年、朝ドラヒロインを務めて以降も、映画に舞台、CMにと見ない日はないほどの活躍。まさに毎日を全速力で駆け抜けてきた高畑充希(25)。日本一多忙な女優に待望のまとまったオフが!

「家で掃除や洗濯したりと、ゆっくり何もしない時間を楽しんだり。あと熊本にも行きました。何も予定を立てないで行ったので、友達にレンタカーを運転してもらって山の中をグルグル回ったりして。黒川温泉に行ったんですけど、入湯手形を1つ買うと3か所入浴できるんです。高原の中にポツンとある温泉に入ったりして、めちゃくちゃ気持ちよかったです!」

民放連ドラ初主演で史上最強の“箱入り娘”に!

 気持ちも一新し、女優として“これからが第2章”と笑顔で意気込みも。そのタイミングで民放連ドラ初主演を務めるのが、7月12日からスタートする『過保護のカホコ』(日本テレビ系 水曜 夜10時〜)。

 両親に無菌状態のように育てられた史上最強の箱入り娘・カホコ(高畑)が、ある青年との出会いで成長し、家族の問題も解決していく痛快ホームドラマだ。

「カホコは変だし面白いし、話数を重ねるごとにキャラが立ってきて、毎回台本が楽しみなんです。私もひとり娘で親がけっこう気にしてくれてはいますが、ここまで無菌状態で育てられてはいません。むしろ早く親元を離れて東京で暮らしていたので、菌を倒しながら生活していたほうです(笑)」

 もし自分がお母さんになったら、子どもとどう接すると思う?

「べったり愛情は注ぐと思いますけど、たぶん困ったことがあっても、なるべく自分で解決させるようにすると思います。特に男の子だったら、“転んで学ぶのもいいじゃん”くらいな心構えになるかも。私も自分で悩んで解決したからこそ、勉強になったことがたくさんあったので」

 しかし、こんな思いも語った。

「なので、ベタベタ甘やかしたい気持ちを抑えて……とか言って、実際に子どもができたら、無菌状態で育てたりするかもしれないし(笑)。まだ想像できないです。

 でも、親友に子どもがいて、毎年一緒にお弁当を持ってお花見に行ってるんです。私も料理はボチボチやっていますが、その親友はお弁当箱にキレイにぎっしりと詰めてくるんです。そこまでできるか自信はありませんが(笑)、いつか自分の子どもとお花見に行ってみたいです」

 ちなみに、高畑の子ども時代はこんな子だった。

「夏は学校のプールに行ったり遊んでばかりいました。夏休みの宿題とか全然やらないタイプだったんです。ギリギリにやるか、あわよくば見逃してもらおうみたいな。ズルい子でしたね(笑)」

 親からの愛情をたっぷり注がれ成長した高畑。しかし、現在はその主役の座が奪われていた……!

「実家でネコ1匹と犬1匹を飼っているんです。両親がすごく可愛がっていて、いまでは帰っても私の居場所がない感じです(笑)。単独行動が好きだったり、懐いた人にしか尻尾を振らないツンデレなところとか、私は性格がネコってよく言われます。顔も実家の黒ネコのチャチャに似ているって言われるので、ペットたちが両親の寂しさを埋めてくれているのだと思います」

バラエティーでも新境地に挑戦

 女優として挑戦したいことは?

「身体が自由に動くうちにアクションをやってみたいですね。あとは、女優のキーラ・ナイトレイとマルーン5のアダム・レヴィーンが歌う『はじまりのうた』みたいな音楽をテーマにした映画も楽しそうだし、挑戦してみたいです。舞台では、 久々に“ザ・ミュージカル”な作品ができたらいいなって思います」

 バラエティーでも新境地に挑戦している。

「『おげんさんといっしょ』に出演しました。ここまで本格的にバラエティーに出演させていただくのは2年ぶりくらい。星野源さんとは初対面だったんですが、すっかりイメージは“おげんさん”になってしまいました(笑)。おげんさんがお母さん役で、私がお父さん役で。(短髪の)カツラをかぶったんですけど、もっと攻めたタイプにしようと思ったら周りに止められて(笑)。もし2回目があったら、またおげんさんとセッションしてみたいです!」

 なんと、星野源の新曲『Family Song』が『過保護のカホコ』の主題歌に決定! こちらも注目したい。