吉岡里帆、安宿・共同シャワーの下積み時代を語る「私、強いですよ」
「ハングリー精神はずっと持ち続けたい。今でも、何か決断を迫られたときは、あえてキツイほうを選ぶようにしてるんです」
7月9日スタートの日曜劇場『ごめん、愛してる』(TBS系 毎週日曜 夜9時〜[初回25分拡大スペシャル])で、ヒロイン・三田凜華を演じる吉岡里帆(24)。2004年に韓国で放送された大ヒットドラマの、日本リメイク版となる。
「お話をいただいたときから作品に対しての愛は芽生えていて、もう目に入れても痛くないくらい(笑)。関わってくれた人たち全員に、後悔をさせたくないと思っています」
強い気持ちを感じさせる言葉の陰には、初めて小劇場の舞台を踏んだ18歳から今までの経験が。
「20歳くらいのときだったと思うんですけど、なかなか仕事が決まらない中、新人発掘オーディションを15歳や16歳の子たちと一緒に受け続けていました。やっぱり、私だけ浮いちゃうんですよね。誰も私のことなんて見ていないって、自己紹介をしているときからわかるんです」
大きな仕事が決まるまでは、地元・京都から通う生活を続け、行き来は新幹線を使わず、深夜バス。そんな日々の中、泣いてしまったことも。
「スーツケースがやっと入るくらいの安宿に泊まって、共同シャワーを使ったとき、冷たい水しか出なくて。さらには水圧も弱くて。その水をかぶりながら“何をやっているんだろう”って、不安で仕方なくなっちゃったんです」
そのころの自分に、もし何か伝えられるなら?
「なんだろう……すべてに全力でやり続けている姿勢は、必ず誰かが見ていてくれる。不安なまま頑張れ、かな」
朝ドラ『あさが来た』の出演が自身の転機になり上京。今ではCMやドラマで顔を見る機会も増えた。それを経てのヒロイン抜擢(ばってき)に、
「誠心誠意、挑ませていただきます! 私、強いですよ」
ふふっと笑った吉岡の、凛(りん)としたまっすぐな笑顔が印象的だった。
私の“愛してる”をお教えします♪
■1.事務所のみんな
「ひとつ仕事が決まるたび、現場に立たせてもらうたびに“あぁ、奇跡が起こってる”って感じます。手を貸してくれたり、アドバイスをくれたり。愛しているし、感謝しています」
■2.白いご飯
「活力も出ますし、日本人たるもの白米だな! って(笑)。一緒に食べるなら、明太子が好き。あとは、おばあちゃんが漬けている梅干し。いつも送ってくれるんですけど、すごい酸っぱくて、大好きな味です」
■3.地元の友達
「最近、みんな結婚・出産ラッシュなんです。先日、撮影と重なってしまって結婚式に行けなかったのがすごく残念でした。なので、週刊女性さんの場を借りて伝えさせてください(笑)。結婚おめでとう! 愛してる♪」