杉咲花 撮影/高梨俊浩

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「小学校のとき、掃除の時間にほうきにまたがって魔女のまねみたいにやってました(笑)。空を飛ぶって憧れますし、イメージするだけでワクワクしますよね。もし魔法が使えるなら、メアリがマダムと一緒に雲にのって移動するシーンがあるのですが、楽しそうだし私もやってみたいなって思います!」

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 キュートな笑顔で思い出をこう振り返ったのは、『メアリと魔女の花』で主人公・メアリの声を担当する杉咲花(19)。昨年公開された『湯を沸かすほどの熱い愛』では、主演の宮沢りえの娘役を熱演。『日本アカデミー賞』で、最優秀助演女優賞&新人俳優賞をW受賞するなど、さまざまな映画祭で栄冠に輝いた注目の若手実力派女優だ。

「舞台を見に行ったり、お母ちゃん(宮沢)とは今でも連絡をとっています。おかげさまでたくさんの賞をいただけましたが、すべての作品で自分に何が足りないか気づかされたり、悔しい思いもしています」

 そんな中、特に思い出に残る作品を挙げてもらった。

「私にとって全部が大事な作品です。なかなか選べませんが、いろいろな方に私を知っていただけたドラマ『夜行観覧車』、ヒロインを演じた映画『トイレのピエタ』、そして『湯を沸かすほど〜』は自分の中で印象深い作品になってます」

 普段は童顔で愛らしいが、役によって大人びた雰囲気を醸し出したりと、その印象が大きく変わる彼女は、10月でついに20歳!

「最近、ひとりで買い物とかご飯に行けるようになったんです。以前は“高校生がひとりでご飯行くって変”とかなぜか思っていたんですよ(笑)。仕事の合間とかにお店に寄って、かき氷とか食べたりして。成長しました(笑)」

 そんなオトナの仲間入りをする杉咲が、やってみたいのがコレ!

「20歳になったらスタッフさんと打ち上げで乾杯をしたいです。枝豆やイカとか酒の肴(さかな)みたいな食べ物が好きなので、“飲めるんじゃない?”って言われてて。今から楽しみです」

 どんな子どもだった?

「小学校の休み時間は、女子はよく黒板で絵を描いたりする人が多かったんです。でも、私は男の子に交じってよくドッジボールしたり天真爛漫でした。自分で言うのも変ですか(笑)。あと、よく家族とジブリ作品が上映されると必ず見に行っていました。いちばん好きだったのは『となりのトトロ』。サツキとメイと冒険している気分になれて、ドキドキして見ていました」

<映画情報>
『メアリと魔女の花』7月8日(土)全国東宝系公開
『借りぐらしのアリエッティ』や『思い出のマーニー』で監督を務め、国内外で高い評価を得た米林宏昌監督。スタジオジブリ退社後、スタジオポノックを立ち上げての記念すべき第1作目の長編アニメーション作品。