都立杉並高等学校(東京)

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春に実践できた自分たちの野球

■恵まれた環境 都立杉並高校は1953年に創立された歴史のある学校。現在、東京都教育委員会から「中堅校における学習指導・進路指導に関するモデル校」「部活動指導民間委託モデル校」などの指定を受けている。グラウンドは東京の都心ながら広く、恵まれた環境で多数の部活が日々練習に励んでいる。

■目標は甲子園、目的は人間形成 都立杉並野球部は現在1年生17名、2年生10名、1年生13名の計40名。「目標は甲子園、目的は人間形成」をモットーに日々練習に取り組むと同時に豊かな人間性を養っている。田北 和暁監督が命名した「LA・Suginami」という冬の走り込みメニューが名物で選手たちは夏に向けて走り込みを行ってきた。チームのウリである「粘り強さ」を武器に今春の東京都大会出場を果たした。

集合写真(都立杉並)

■チームにとってのベストゲーム  チームにとって最も印象に残っている試合として、潮見 尚樹主将は今春の都大会予選の都立国立との一戦をあげる。試合序盤は押されていたものの、相手のミスから3連打で先制。二死からチームのウリである「粘り強さ」をみせた。「押されている中で相手のミスにつけこんで二死からの攻撃ができて良かった。」と潮見主将は振り返った。

■夏のキーマンはこの二人! 潮見主将がこの夏のキーマンになるであろう選手にあげたのは三嶋 大貴(2年)と岸 遼平(3年)。「三嶋は2年生ながら頑張っている。2年生ということは意識することなく遠慮せずにやってもらいたい。岸は球が速く、強豪相手にとても強い。」と話し、バッテリーの二人の選手に期待している。

■恩返しの夏に 野球部は春でなく全ては夏のために冬のトレーニングをはじめ練習に取り組んできた。夏に向けた暑さ対策としてジャンパーを着て練習を行ったり、1日6合のご飯を食べることを心掛けている。潮見主将は「今年の夏は昨年のチームの結果の上を目指し、応援してくれる方への感謝の気持ちを持って恩返ししたい。」と語ってくれた。

左から矢部智也選手、潮見尚樹選手、恩田翔斗選手(都立杉並)恩返しの夏にするために

ここからは恩田 翔斗副主将(3年)と矢部 智也投手(3年)にお話を伺いました。

Q.夏に向けて見つかった課題を教えてください

恩田:秋から始めたサードの守備です。矢部:制球力とピッチングの調子の波が大きいことです。

Q.ここまで振り返って高校野球で一番思い出に残っていることは何ですか?

恩田:1年生のときに打った人生初のホームランです。矢部:春季大会で初めて背番号1をもらい、都立国立戦で4回無失点に抑えられたことです。

Q. 夏にここを見てほしいというところは何ですか?

恩田:打撃を見てもらいたいです。矢部:強気のピッチングです。

Q.このチームの好きなところと、他のチームに負けていないところは?

恩田:選手のキャラのバリエーションの豊富さです(笑)矢部:選手のキャラの濃さです!

Q. この夏はこんな夏にする!という意気込みをお願いします!

恩田:応援してくれる方へ恩返しをしたいです!矢部:悔いのないように自分たちの野球をしたいです!

恩田選手・矢部選手、ありがとうございました!

練習の様子(都立杉並)最後まで諦めずに!

  ここからは田北 和暁監督にお話を伺いました。

Q. 新チームが始まってからどんなチームを作り上げてきましたか?またこのチームの強みも教えてください。

 守備の良いリズムから攻撃につなげることを心がけさせています。更に最後まで諦めない試合運びができるよう、二死からの出塁や終盤での得点にこだわりを持たせています。

Q. 最後の夏に燃える3年生や部員たち皆様へのメッセージをお願いします。

 本当に多くの方々に支えられ応援されて今があると思います。残り1か月必死に取り組んで皆さんに勝利を届けてほしいと思います。

田北監督、そして都立杉並野球部の皆様、ありがとうございました!持ち前の粘り強さを武器に、最高の夏になるよう期待しています!

今年も大好評!【僕らの熱い夏 特設ページ】各チームのページ下部にあるフォトギャラリーもお見逃しなく!