札幌白石高等学校(北海道)
■青空エールのモデル校! 1977年に創立した北海道札幌白石高校。2006年に創立30周年を迎えた。部活動が盛んな学校で、弓道部、体操部、放送部などは全国大会にも出場している。実はこの札幌白石は昨年映画化された「青空エール」のモデル校。青空エールで主役となる吹奏楽部は全国でも名が知れており、実力がある部活の一つだ。野球部は昨秋、札幌大谷を破りブロック決勝まで進む活躍を見せた。
■雪上でのクロスカントリー 1年生23名、2年生17名、3年生14名の計54名で活動している札幌白石。グラウンドは野球部専用のグラウンドがあり、恵まれた環境で練習に励む。チームのウリは何番からでも点を取れる打線と仲の良さ。自慢の打線で目標の「全道大会出場」を目指している。札幌白石の名物練習は降雪地特有の練習。敦澤 尚哉主将は「雪上でのノックとクロスカントリーをやります。」と語る。北海道ならではの「雪」をうまく使った練習で、心身共に鍛えぬく。
雪上でのクロスカントリーの様子(札幌白石)■昨春の全道大会優勝チームに勝利 新チームがスタートした時を振り返り、敦澤主将は「多くの知識をつけることをテーマに、先輩方が行けなかった全道大会出場を目指しスタートしました」と話す。その敦澤主将の印象深い試合を聞くと、昨秋の秋季大会での札幌大谷戦を挙げた。札幌大谷は昨春の全道優勝チーム。敦澤主将は「強打のチームなので、いかに失策をせずに、少ないチャンスで得点できるかがカギになりました」。初回に先制点を取り、失策もなく試合を優位に進め、4対3で勝利を手にした。「チーム一丸となって勝てた試合でした。勝利の瞬間自然と笑顔がこぼれて、ガッツポーズが出ました!」と嬉しそうな様子だった。
■夏のキーマンは5人 敦澤主将はこの1年間活躍した選手に村上 航、藤田 滉己、林 涼太、鹿熊 伸輝、前田 海斗の5名を挙げた。村上と鹿熊は2年生ながら私立校に対して堂々としたピッチングを披露。鹿熊と前田、林は自らチャンスメイクしたり、打点を挙げる活躍を見せた。この5人が夏のキーマンになる。
■チーム一丸となって少しでも長く野球を 夏に向け、練習の質の向上とメンタル強化をテーマに練習する札幌白石。敦澤主将は「夏の大会で最後なのでそれぞれが力を発揮できるようにチーム一丸となって、少しでも長く野球ができるようにしたいです!」と宣言。先輩があと一歩のところでたどり着かなかった、悲願の全道大会出場へ。部員全員で一丸となって戦う。
左から井上 智哉、敦澤 尚哉、飯沼 泰広(札幌白石)学年関係なく言い合えるここからは飯沼 泰広副主将(3年)と井上 智哉副主将(3年)にお話を伺いました。
Q.夏に向けて見つかった課題を教えてください
飯沼:まず、第一に怪我を完治させることと、勝負所での強気なプレーを意識することです。井上:守備面での気持ちの強さです。
Q.ここまで振り返って高校野球で一番思い出に残っていることは何ですか?
飯沼:春季大会2週間前に肩を脱臼した時、先生方やチームメイトがかけてくれた言葉は一生忘れない思い出です。井上:昨年秋の支部予選の札幌大谷戦で、今までで一番いい勝ち方ができたことです。
Q. 夏にここを見てほしいというところは何ですか?
飯沼:逆方向へのバッティングに注目して見て欲しいです。井上:自分たちのバッティングです。
Q.このチームの好きなところと、他のチームに負けていないところは?
飯沼:学年関係なく言い合えるところです。これができることによって、チームのまとまりは他のチームに負けません。井上:仲の良さです。
Q. この夏はこんな夏にする!という意気込みをお願いします!
飯沼:一日でも長い夏を過ごしたいと思います!井上:チームの目標である全道出場を必ず達成します!
飯沼副主将・井上副主将、ありがとうございました!
冬の練習風景(札幌白石)部員全員で最後の夏を戦うここからは戸澤 一臣監督にお話を伺いました。
Q. 新チームが始まってからどんなチームを作り上げてきましたか?またこのチームの強みも教えてください。
このチームは主将敦澤を中心に、ミーティングを多く行い、意見を出し合いみんなで考えて練習に取り組んできました。その結果、チームはよくまとまっているように感じます。久しく遠ざかっている全道大会。このチームの目標でもあるので今年の夏は7年ぶりの南北海道大会を目指します。
Q. 夏に向けて3年生と部員たちにメッセージをお願いします!
昨年秋の支部大会決勝で敗れ、目標の全道大会出場を果たせなかった悔しさは忘れてないと思います。部員全員で一丸となって最後の夏を戦い、目標達成を果たしてほしいです。 保護者や関係者の方々、応援をよろしくお願いします。
戸澤監督、そして札幌白石野球部の皆様、ありがとうございました!
今年も大好評!【僕らの熱い夏 特設ページ】各チームのページ下部にあるフォトギャラリーもお見逃しなく!