セリエA得点王が心酔するキャリア最高の相棒とは? 「さすが“小さな魔法使い”と…」

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今季リーグ29得点のジェコが、マンCで共闘した天才パサーを称賛

 今季セリエA得点王に輝いたローマのボスニア・ヘルツェゴビナ代表FWエディン・ジェコが、これまでプレーしたなかで最高の選手としてマンチェスター・シティのスペイン代表MFダビド・シルバの名を挙げている。

 「さすが“小さな魔法使い”と呼ばれるだけのことはある」と、左利きのテクニシャンを称賛した。

 ジェコは2015年夏に、シティから期限付き移籍でローマへ加入。2シーズン目の今季は37試合で29得点を叩き出した。セリエAでは初、キャリアでは2009-10シーズンのヴォルフスブルク時代以来、二度目となるリーグ得点王の栄冠を手にした。

 類稀なる決定力を見せたストライカーはクラブ公式サイトのインタビューで、「これまでプレーした最高のチームメートは?」という問いに答えている。「これは難しい選択。これまでたくさんの素晴らしい選手とプレーしてきた」と前置きした上で、シティ時代の同僚の名前を挙げた。

「ダビド・シルバを選ばない訳にはいかないと思う。彼はボールを持てばアメージングなプレーをする。さすが“小さな魔法使い”と呼ばれるだけのことはある」

「彼の能力と技術に魅了されている」

 ジェコは今もシティでタクトを振るう、スペイン代表の天才パサーを絶賛している。シルバは2010年にバレンシアからシティに加入。大型補強を続けるチームの中で常に中心選手に君臨している。シルバ加入後、シティはリーグ優勝を二度(2011-12、13-14シーズン)経験するなど、勝てるチームへ生まれ変わった。

 そんなシルバの魔法のようなタッチに、ジェコは惚れ込んでいる。「彼に任せれば、どんなボールも蹴れるし、コントロールするし、パスしてくれる。僕らはみんな彼の能力と技術に魅了されている。確実に彼は一緒にプレーしたなかでベスト」と断言。ゴール前でパスを待ち受けるストライカーとして見た場合、シルバ以上の出し手はいないと感じているようだ。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images