ユカシカドは10日、尿でビタミン・ミネラル・たんぱく質の過不足を定量的に測定する検査キット「ビタノート(Vita Note)」を郵送で受け付けるサービスの先行予約販売を開始し、5月中旬から一般販売を始めると発表した。

 検査キットは栄養素の過不足を尿で検査するもので、滋賀県立大学と厚生労働省が公表する「日本人の食事摂取基準」を決める委員になっている医師との共同研究で開発された。

 同社はこの検査キットを郵送で受け付けて栄養素の検査するサービスを行う。検査キットで送られてきた尿を解析することで、ビタミン7種類、ミネラル6種類、たんぱく質、酸化ストレス(ビタミンC、ビタミンE)の分析ができる。サービスを利用して定期的に栄養状態を把握することで適切な食生活をサポートする。

 同サービスは、目的別に3種類が設定された。「VitaNote (ビタノート)」は、生活習慣に不安がある、不明の症状などで困っている、および不妊治療などに取り組んでいる人などを対象に栄養バランスが整っているかの確認を目的として14項目の栄養素の検査を行う。価格は7,500円。「VitaNote athlete(ビタノートアスリート)」は、栄養の消費が激しいアスリートを対象に、効率的なパフォーマンスの向上や、ケガの予防を目的とした筋肉の形成などに必要なたんぱく質、ビタミンの検査を行う。価格は6,800円。「VitaNote mama (ビタノートママ)」は妊娠期・授乳期の母親を対象に、胎児の神経管閉塞障害のリスク低減に重要な葉酸をはじめ、母親と赤ちゃんの最も初期段階の栄養として必要な項目を中心に検査する。価格は6,300円。価格はいずれも税別の参考価格。

 尿の検査は「検査キットを注文」、「郵送で届いた専用キットで採尿・郵送返送」と同時に「必要事項をウェブサイトから回答」。同社で解析後、1週間〜3週間で同社のサイトに検査結果が掲載される。