KDDIのブースでは、携帯電話用燃料電池が参考出品されていた(撮影:吉川忠行)

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ワイヤレス・ネットワークやモバイル関連技術の展示会「ワイヤレスジャパン2005」(リックテレコム主催)が13日、東京都江東区の東京ビッグサイトで始まった。15日まで。

 開催10周年を迎えた今回の出展社数は190社。会場には最新の携帯電話端末や無線LAN関連機器などに加え、ICタグの情報を読み取る機能など、今後携帯電話に求められる技術を具現化した試作品も展示されている。

 NTTドコモ<9437>やKDDI<9433>のブースでは、高性能化と共に消費電力が問題となっている携帯電話の次世代電池として期待されている、燃料電池の試作品を出展。燃料電池はエネルギー効率が良く、燃料であるメタノールを継ぎ足せばすぐに使用できる。ドコモは富士通研究所と、KDDIは東芝<6502>、日立製作所<6502>と共同開発している。現時点では、商品化の時期は未定という。

 このほか、ドコモでは充電器に置くだけで携帯電話端末を充電できる「非接点式充電器」を、KDDIは商品の特徴などを記憶させたICタグの情報を読み取る携帯電話端末を、今後求められる技術を具現化した試作品として、参考出品していた。また、ワイヤレス・ネットワーク分野では、PHS事業などを手がけるYOZAN<6830>が、次世代無線通信技術「WiMAX(ワイマックス)」関連機器を出展していた。

 開催時間は午前10時から午後5時半(15日は午後5時)まで。同展のウェブページで事前登録を行うと入場無料。【了】

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