ノキアの携帯電話市場シェア、30.4%に上昇=米調査会社
AFX通信によると、米IT調査会社ガートナーは25日、携帯電話世界最大手ノキアの2005年第1四半期(1−3月)の携帯電話・世界市場シェア(市場占有率)が、前年同期の28.8%から30.4%に上昇したことを明らかにした。中国での販売が好調だったことが主因。携帯電話の価格を低く設定したことや、中国でのマーケティングと販売網に積極的に投資した結果、560万台以上を販売した。
一方、米国でのシェアは、前年同期比約10%減と大幅な減少となった。ガートナーによると、米国ではノキア製携帯電話は廉価品と見られていることが影響しているという。また、ノキアの第1四半期の販売台数は、前年同期比17%増の1億8060万台と過去最高だった。その他の携帯電話メーカーのシェアは、米モトローラが16.8%で前年同期の16.3%から上昇、韓国のサムスン電子13.3%で同12.6%から上昇した。