CBS MarketWatchによると、FRB(米連邦準備理事会)は24日、今月3日に開かれFOMC(連邦公開市場委員会)の議事要旨を公表し、ソフトパッチ(一時的な景気沈滞現象)について、「いくつか弱い経済指標が見られたが、金融政策担当者はそれらに過剰に反応すべきではない」とし、4月の経済指標で示された米経済のソフトパッチの影響が深刻でないことを示唆した。

  また、議事要旨では、インフレについて、「コアインフレ率は、数四半期連続で上昇しており、特に過去数ヵ月間で目立つ」として、インフレ圧力が引き続き最大の関心事であると指摘している。しかし、依然、金利水準は低いとして、引き続きゆっくりとしたペースで利上げを継続するとした。政策金利であるFF金利の誘導目標は0.25%引き上げられ、年3.0%とすることが決定された。昨年6月以降、8回連続の利上げになる。【了】