所属クラブ:ラヌース(アルゼンチン)
「パラグアイのディ・マリア」と呼ばれる逸材。細身の身体を駆使して、相手陣内で自在に動き回る。正確なパスとシュートには定評があり、ゴール前での決定力も抜群。若くして、すでに所属した全てのクラブ(セロ・ポルテーニョとラヌース)で主力としてリーグ優勝を経験している。代表ではU-20からプレー。
☆オスカル・ロメロ(パラグアイ/MF)
1992年7月4日生まれ(23歳)
所属クラブ:ラシン(アルゼンチン)
 非常に優れた戦術眼を持つ、左利きの「エンガンチェ(トップ下)」で、チーム全体を動かすキーマン。ドリブル突破も得意とし、所属するラシンのファンからは「ルベン・パスの再来」と謳われる。今大会では不完全燃焼となったが、今後のパラグアイ代表を支える貴重な存在。
 
☆アダルベルト・ペニャランダ(ベネズエラ/FW)
1997年5月31日生まれ(19歳)
所属クラブ:グラナダ(スペイン)
 ラファエル・ドゥダメル監督の秘蔵っ子で、同監督がU-17代表を指揮していた頃から大事に育てられてきた逸材。リーガでは1試合で2ゴールをマークした外国人最年少選手としてリオネル・メッシの記録を破り、今大会ではウルグアイ戦で攻撃の軸となって勝利に貢献、世界にその実力を示してみせた。
【番外編】プレーする機会のなかった有望株
 
☆ルイス・アブラム(ペルー/DF)
1996年2月27日生まれ(20歳)
所属クラブ:スポルティング・クリスタル(ペルー)
 2014年に18歳でプロデビューを果たしたCBで、同年のリーグ戦では新人賞を獲得。空中戦に強く、敵陣でのセットプレーでは得点も狙う。
 
☆べト・ダ・シルバ(ペルー/FW)
1996年12月28日生まれ(19歳)
所属クラブ:ヨングPSV(オランダ)
 幼少期を父親の母国ブラジルで過ごし、グレミオのジュニアチームで4年間プレーした経歴を持つ。U-15からペルー代表に選ばれ、スポルティング・クリスタル所属時に16歳でプロデビュー。今年1月からPSVのリザーブに移籍した。
 
文:チヅル・デ・ガルシア