独身貴族。

その響きに対して、貴方はどう思うだろうか?

彼らは結婚に縛られることがなく金と時間の自由を謳歌する。東京生活を誰よりも楽しんでおり、独身貴族こそ、最も東カレ的なライフスタイルを送っているといえるだろう。

そんな独身貴族たちの価値観に迫っていく。

これまで好みのタイプが芸能人という社長系、素朴女子が好みの外資金融、甘え上手な年上好きの外資コンサルを紹介してきたが、今回はこれまでと違う純粋で一途な独身貴族。彼女いない歴8年の奥手な彼の恋愛観とは……?


独身貴族史上初のピュア男子! 少年の心を持つ43歳


初夏を感じる青空の下、真っ赤な東京タワーを背に、シルバーに光る愛車のポルシェで登場。運転席から降りた姿は一見小柄で細身の印象だが、キックボクシングで鍛え抜いた腕の筋肉と、肌から浮き出る血管が男らしさを感じさせる。FRED PERRYのポロシャツに、ジーンズのカジュアルスタイル。40代とはとても思えない、衰え知らずのその肉体は、努力の賜物か。

今回の協力者は“GEN”(43)でサービス運営会社を経営し、年収は現在1,000万円。港区に住まいがあり、家賃は駐車場込みで30万円のマンション。職場は同じ区のほど近いところにある。

お世辞ではないが、シワもなく43歳には決して見えない。そんな話題を出せば「シワ? ほら、笑いジワが少しあるんですよ」とそう笑って見せて、場を和ませてくれるところもまた大人の余裕と優しさを感じる。

そんな彼のポリシーは「助手席に座っている女性にドアを開けさせない」である。まずは恋愛観について聞いてみよう。



愛車はポルシェ「1964 Porsche 356SC Cabriolet」。購入額は800万だったが、今では2,000万円の値がつくプレミア!


気付けば彼女いない歴8年。しかし焦っている様子もなく「車が彼女ですね」なんて言い出す始末。寂しい人生だと思うこともあるみたいだが、面倒くさがりなところもあってなかなか作る気になれないと話す。

理由は元カノが忘れられないということもあるようだ。6年交際をし結婚を意識した唯一の女性だったようだが、仕事の波が良くない時期ということもあり前向きな考えができなかった。結果、泣く泣く別れを告げることに。

友人も合コンや飲み会をよくセッティングしてくれているが、心のどこかで前の彼女と比べている自分がいる。いい子だなと思っても、自分が本当に気に入った女性じゃないと踏み込めない。そういった部分も原因のようだ。

「B型は気分屋じゃないですか? 乗らない時は本当に乗らないんですよね(笑)」

好きなタイプを聞けば、基本はしっかりした人。仕事柄いろいろな方々との付き合いがあるため、人前でも最低限の挨拶ができることが重要。礼儀正しく品のある女性に好感を持ち、芸能人で言えば黒木瞳さんのような透明感のある人がタイプだという。決して年上好きというわけではないらしく、どちらかと言えば年下派。共通の話題がほしいから10歳下までがいいそうだ。

もちろんこの年齢になれば、結婚を意識してしまう。中途半端に付き合うことは相手に申し訳ないため、つい慎重に。遊んで暮らしたいという考えも一時はあったようだが、いまは子供を連れて歩いている同世代を見て、純粋に幸せそうだなと思い、早く両親にも家族の顔を見せてあげたいと気持ちに掻き立てられている。

隠し事ができない性格とだけあって、結婚後は絶対に浮気はしないそうだ。高校生の時からずっと想いを寄せていた念願の車に今でも乗るくらいなので、この言葉に嘘偽りはないと思える。


ピュアな男の趣味と仕事は意外にもストイックだった!


細マッチョ&血管フェチな女子、必見!


若さの秘訣は趣味のキックボクシング。最近あまり時間がなくて月1くらいと話すが、腕の筋肉はガッシリした男らしさを感じてドキッとさせられる。さらにたまにヨガもするという美意識の高さ。体作りには妥協がなく、毎日腕立て、腹筋、背筋の自主トレは欠かさない。犬の散歩ついでに公園で懸垂しているらしく、愛犬がしっかりその様子を見守っているそうだ。

仕事にも趣味にも没頭するのは人と違うことをやりたい、というストイックな気持ちの表れだろうか。小学生のときから変わらず、常に注目を浴びたいと企む、ガキ大将気質だったと話す。


彼をここまで登りつめさせたのはあのトレンディドラマ


90年代、高嶋政伸さんや元光GENJIの赤坂晃さんが出演していた「HOTEL」というトレンディドラマを見て、“ホテルマン”という仕事に強烈な感動を覚えた。着ていた制服や立ち振る舞いにただ純粋に憧れ、高校卒業してすぐに地元で話題になっていたホテルに就職。

ドアマン兼ベルボーイとして何年か勤務をしたが、彼の上昇志向はそこで止まることがない。1993年には上京を決意し、日本のホテル業界で“御三家”と言われているホテルニューオータニでサービスの基礎を叩き込んだ。

さらに当時“外資系御三家”と言われていた、「フォーシズンズホテル椿山荘東京」「パークハイアット東京」「ウェスティンホテル東京」でも働きたいと懇願し、恵比寿のウェスティンホテル東京で一流のサービスを学んだ。その当時の自身の写真を見せながら話す彼は、キラキラと目を輝かせ純粋な少年のような表情。夢を叶えた男というのは、こうもかっこいいのだ、と思わされた。

その後は、別業種の仕事に就き経営を学ぶ。独立後はお世話になったレストランで、日本で初めての本格的なサービス業を始めることになったのだ。現在は、レストランから高級マンションやホテルでのサービスに進出。今は創業17年目にして過去最高の売上を達成。


はたして源は独身貴族6つの定義にいくつ当てはまるのか?


今年は婚活強化年! 出会いの場にたくさん行きたいと考えている


この何年かは仕事一筋でずっと頑張ってきたこともあり、今後はプライベートを充実させたいそうだ。今年は婚活強化年間のため色々な人と出会いたいという。試しに東京カレンダーで公開募集でもしようかな? と冗談交じりに話してくれた。

趣味の車に理解は必要かと聞けば、多少でいいと答えてくれるあたり女性は安心。ただひとつ譲れないのは相手が“犬好き”であることのみ。12年共にしている愛犬はプードルとマルチーズのミックスで、まだまだ若さ溢れる。家に帰れば「おかえりー!」と全力で走ってきてくれる姿が愛おしいとのろけているが、彼女にとっては最大のライバルになるかもしれない。

最後にvol.1で紹介した「東カレ的 独身貴族の定義」がいくつ当てはまるのか聞いてみた。

1:年収は2,000万以上
→?  自営業のため意図的に年収を抑えているのではとも考えられる。使える経費の額がサラリーマンとは桁違いであり、給与以上の経費枠を持つ可能性も。

2:家賃相場は月30万以上
→◯ 港区という場所も東京カレンダー的。

3:結婚に対して慎重である
→◯ 結婚を意識した女性でないと付き合えない、彼女がいない歴8年ということからも慎重なのが伺える。

4:俺の時間(生活リズム)を縛るな!
→◯ キックボクシングや筋トレ、愛車、愛犬など多趣味。今後はこのあたりの時間を減らすことも必要そう……。

5:外食しすぎて舌が肥えすぎ
→◯ 飲食店関係者の知り合いが多いため、毎日が外食。自然と舌が肥えてしまっている。

6:恋愛はフリースタイル
→× 一途な性格のため“遊び”ということはまずないだろう。女性としてはここが一番嬉しい?

<これまでの独身貴族>
vol.1:東京カレンダー的「独身貴族」 6つの定義。あなたはいくつ当てはまる?
vol.2:35歳社長系独身貴族。好みのタイプは芸能人、その深い理由とは?
vol.3:オレンジジュースが好きな30歳外資金融独身貴族は、東京に染まらない素朴女子がお好き?
vol.4:甘え上手な29歳外資コンサル独身貴族。なんで年上のお姉さんがお好きなの?



車好きというだけあってマウスはポルシェ。公式グッズとして販売されている