iPhone SEのカメラは料理や人物がキレイに撮れる? iPhone 6sシリーズと違うかも
さて、iPhone SEが現在の6sシリーズと同等とは言っても、すべてが同じではない。
その一つがカメラだ。
iPhone SEのカメラは、6/6sシリーズと比べて、すこし暖色よりのようなのだ。
■iPhone SEのカメラは暖かい？
現在、手元にあるiPhone SEとiPhone 6s Plus(iPhone 6)のカメラで比較撮影したところ、カメラのビュー画面、撮影写真で、色味が若干異なると印象を受けた。
スマホカメラの色合いは、使っているカメラパーツや画像エンジンで決まるが、個体差の影響も大きい要素としてある。販売直後であるiPhone SEでは、個体差がでる可能性もあるため、すべてのモデルで同じ傾向が現れるとは言い切れない。
とはいえ、手元にあるiPhone SEのほうが、iPhone 6/6s系よりも暖かみが強い印象なのだ。
iPhone 6sシリーズのカメラは、ホワイトバランスの調整・補正に優れており、夕暮れや屋内、夜景など、多様なシーンでも自然な印象の写真が撮れる。ただ、ネオンのある夜景や料理、人物撮影などで、稀に補正されすぎるケースがあり、もう少し赤みが欲しいと思うシーンもある。
それが、iPhone SEのカメラでは、iPhone 6/6sシリーズよりも、赤みがわずかに多めに補正されているようなのだ。
若干、白い背景や被写体の抜けがシャープなiPhone 6/6sシリーズよりも、柔らかくなる傾向がある。とはいえ、特に問題となるほどでない。
それよりも、メリットがかなりあるように思える。
iPhone SEの補正が暖色をすこし残してくれるおかげで、
肉料理やケーキなどの食事や食品の写真では、よりジューシーで暖かみが増すので、美味しそうに撮れそうだ。また、人物写真も、肌暖かみもでるので表情が明るい印象の写真が撮れそうだ。あと、桜など淡い色合いの花や葉の緑も深みが増す効果にも期待がもてるかもしれない。
小型だけが注目されがちのiPhone SEだが、なかなか日常での使い勝手もよさそうである。
