一見同じ「いかフライ」、実はこんなに違う! 愛好者が教える豊かすぎるバリエーション【あいなも】
「いかフライ」という商品をご存知でしょうか。
「いかフライ」というのは、コンビニやスーパーなどで販売されている、所謂おつまみ系お菓子のなかの一品目です。株式会社なとりさんの「うまいか」が有名ですね。みなさんも、何度か食べたことがあるかと思います。
この記事では、48種類ものいかフライを食べ比べてその違いを書き下ろした拙書「アゲタイカ、ウマイカ?」から、実は奥深い「いかフライ」の世界を紹介いたします。
もしかしたら、みなさんはどのメーカーの「いかフライ」を買っても大して違いはないと思っているかもしれません。ですが、この記事を読み終わる頃には、実はそれは大きな勘違いだったということに気づいていただけるでしょう。たぶん。
■違いその1:食感
さて、それでは早速いかフライ沼の底知れぬ深さをご紹介していきましょう。
各商品を比較したときに、もっともわかりやすい違いとなるのは「食感」です。
一般的にメジャーないかフライとしては、株式会社なとりさんの「いかフライ」が有名ですが、あれはもっともプレーンな硬さのいかフライでして、あれよりもすっごく硬かったり、逆にものすごく柔らかかったりするいかフライが数多く存在しています。
株式会社なとり「いかフライ」
例えば、株式会社太子堂さんの「するめ揚げ」はこちらのアゴを試しにきているのかというぐらい硬くて噛み切れませんし、かと思うと株式会社なとりさんの「やわらかいうまいいか天」のように商品名に「やわらかい」という言葉が入っている商品は、お子様でも安心の柔らかさです。
株式会社太子堂「するめ揚げ」
株式会社なとり「やわらかいうまいいか天」
同じ「いかフライ」という商品でも、好みや趣向によって選べる懐の深さを持っているのです。
■違いその2:風味
いかフライといえば、醤油風なプレーンな風味しかないと思っていませんか?
実は、いかフライには意外なほど味のバリエーションがあるのです。
山栄食品工業株式会社さんの「カライーカ」の唐辛子味が有名ですが、他にもマヨネーズ味やチーズ味といったメジャーなものから、株式会社なとりさんの「期間限定トムヤンクン味 堅揚げいかフライ」みたいなチャレンジャブルな味付けの商品まで、紹介しだすとキリがないほどです。
山栄食品工業株式会社「カライーカ」
株式会社なとり「期間限定トムヤンクン味 堅揚げいかフライ」
一緒に楽しむお酒の種類などを踏まえて、今日はどのいかフライにするか、それを選ぶこともいかフライを楽しむポイントなのです。
■違いその3:ボリューム
いかフライをメインに据えたい時もあれば、気の利く脇役としてメインの隣に配置したい時もあるよね。そんなワガママにもある程度柔軟に答えてくれるのがいかフライの素敵ポイント。
今日はガッツリいかフライを食べるぞ!って時は、株式会社島谷食品の「業務用うまいか」がオススメ。もういいよ!って嘆けるほどの量のいかフライに溺れてください。
株式会社島谷食品「業務用うまいか」
あっさりと食べたい時は、株式会社マルエスさんのいかフライシリーズが嬉しい。どの商品も25〜30g程度とお手軽サイズ。ポケットに忍ばせるのにも最適なサイズだね!
株式会社マルエス「やわらか いかころも」
そんなこんなで駆け足でいかフライ沼の奥深さを紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。
簡単にではありますが、「いかフライ」のような単純にみえる商品でもこんなに奥が深いんだ、ということを知っていただけたと思いますので、ぜひ会話の際の小ネタとしてでも活用していただければと思います。