堺雅人「42歳が15歳の信繁を表現するのは無理がある」
13話(4月3日放送)で前半のヤマ場『第1次上田合戦』を迎える『真田丸』。「こんな戦国時代の描き方、見たことない」と話す、主演の堺雅人が明かす三谷脚本の魅力と、これからについて聞いてみた。
「いざ現場が始まってみると、それまで頭で考えていたことって、あまり役に立たないというか……。いろんな悩み事が幼稚になっていくんですよ。“今日のお昼、何食べようか”とか、“眠いな”とか(笑い)」
大河ドラマ『真田丸』がスタートしてから約3か月。放送前から“これぞ大河!”と期待が大きかった作品だが、その期待を裏切らない内容に、視聴者からも支持されている。
「信繁の設定として、15歳から物語が始まっているので、初めは若者の若々しさとか、好奇心旺盛な目とかの表現方法を考えていたのですが、僕、42歳ですからね(笑い)。どだい無理があるわけですよ。
でも、自分が若者だと思っている若者ってあまりいないわけで、演じてみたら周囲との関係性の中で落ち着くところに落ち着いて、自然に伝わるのかな、と」
撮影/佐藤靖彦