iPhoneの裏側が第2の画面になる!モバイルバッテリーも内蔵した便利なケースが登場

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iPhoneを使っていて最も不便と思うのが電池の持ちだ。
朝に100%の状態で外出しても、夕方には電池残量は10%以下になる。といったこともよくあることだ。

特にiPhoneの画面を常にONにしていると、電池はあっという間に減っていく。

「popSLATE 2」は、そんな悩みを解決してくれるiPhoneケースである。
このケース、裏面を見るとなんと画面があるのだ。
この画面はiPhoneとは別に利用でき、電子書籍などを表示して読むことができるのである。
しかもケースにはバッテリーも内蔵されている。いざという時はiPhoneの外部バッテリーとして使うこともできるという、なかなか優れものケースなのだ。


iPhoneの第2画面が内蔵されているケース「popSLATE 2」


「popSLATE 2」は、
iPhone 6/6s用では4.3インチ
iPhone 6 Plus/6 Plus s用では4.7インチ

という第2の画面をケース上に搭載している。サブの画面として考えると結構大型で、見やすさも問題ないだろう。

この「popSLATE 2」を取り付けたiPhoneは、表も裏も使える両面スマホに変身するというわけだ。

第2の画面は残念ながらモノクロだが、電源を切ってもそのまま表示されるEインクを採用している。このEインクは、iPhone本体画面とは異なりバックライトを使わない。つまり省電力に優れており、また紙の印刷物のように目に優しく読みやすい。
ただ暗い所では見づらいという欠点もあるが、そのようなシーンでは、iPhoneの本体画面を見れば問題ないだろう。

「popSLATE 2」側で表示できるのは電子ブックや漫画のほか、ニュースリーダーや時計、そしてモノクロにはなるが写真の表示も可能だ。
iPhoneを裏返した時も、定期的に写真や時計が切り替わって表示されるのでちょっとした置時計のようにも使える。


iPhoneの代わりに裏の画面で書籍や漫画を読めばiPhoneの節電にもなる


Eインクを採用した第2画面は、電源を切っても内容は表示されており、そのままでも電気を消費しない。Eチケットや、お店の会員証などを表示しておけば、いちいちiPhoneのアプリを起動する必要もないというわけだ。

また「popSLATE 2」に内蔵されたバッテリーでiPhoneを充電すると、通話なら9時間、インターネット利用なら5時間利用できる。夕方にiPhoneの電池が切れそうになってもこれなら安心だ。
しかもケース内の電池の充電はiPhone用のライトニングケーブルだけでできるので、余計なケーブルやアダプタを持ち運ぶ必要も無い。


iPhoneを充電するモバイルバッテリーにもなる。専用ケーブルなどは不要だ


「popSLATE 2」は、現在クラウドファウンディングサービスのINDIEGOGOで資金を募集中だが、すでに目標の資金の出資を集めることに成功している。
早かれ、今年7月にも発売予定だ。価格は79ドルと、第2の画面を内蔵したケースとしては十分リーズナブルだろう。

iPhoneで読書をよくする人ならぜひ購入したいアイテムになりそうだ。


山根康宏