断捨離しながら小遣いをかせぐ7つの方法

写真拡大

■どこで買った服でも回収OK!?

家やオフィスの中に不要なものがあればその分の場所を取るわけで、土地が高い日本ではそれだけでも無駄遣いになってしまいます。不要なものを出さないような買い物をする、買ったものは使い続ける、というのが一番の節約になります。しかしそれでも、月日の流れとともに要不要は変わってくるので、不要品が発生してしまうのも致し方ないことでしょう。

不要品が出てしまったら、即座に追い出してすっきりさせる、そしてそれがお金に替えられるのであれば、さらに嬉しいですよね。今回は不要品を処分することで得られるお得をまとめてご紹介します。

▼H&Mの古着回収

自社が販売した古着の回収をしてくれる店はありますが、H&Mはどこのメーカーの衣類でも回収をしてくれます。適当な大きさの袋に古着をいれて店舗に持っていくだけ。

そして袋1つにつきH&Mで使える500円分のクーポン券をくれるのです。持ち込む古着の数に制限はありませんが、クーポン券の発行は1日2枚(2袋分)までとなります。またクーポンが使えるのは1回3000円以上の買い物をしたときに限ります。

・古着回収サービスについて:
https://www.hm.com/jp/customer-service/garment-collecting

▼本の宅配買取

もう読まなくなった本を重たい思いをして古本屋に大量に持ち込んだのに、数百円にしかならなかったという経験のある方もいるでしょう。今は便利な宅配買取があります。どの業者でも、サービスとしては似ています。

・インターネットで申し込む
・箱が送られてくる、もしくは自分で用意する(箱に関しては会社によって違います)
・本を詰めて宅配便で送る
・査定金額がメール等で知らされる
・その金額でOKなら買い取り成立
・金額に納得がいかないのであれば返却してもらう

本の宅配買取はさまざまな会社がありますが、有名なところではブックオフオンラインやネットオフなど。名前やロゴも似ていますが、両社は別会社です。ネットオフはもともとブックオフの起業家支援制度で誕生したものですが、今はTSUTAYAを運営しているるカルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社の傘下です。

本の宅配買取をしている会社の多くが、CDやDVD、ゲームソフトなども買い取りしているので、それらが家に眠っている人もあわせて利用するといいでしょう。

→ブックオフオンライン:http://www.bookoffonline.co.jp/
→ネットオフ:http://www.netoff.co.jp/index.jsp

■不要スマホを換金!

▼Amazonマーケットプレイス

Amazonで本を買おうとする場合、Amazonで直接販売の新刊価格と、「マーケットプレイス」として古本屋等が販売している金額が併記されているのをご存知の方も多いでしょう。こちらは個人でも利用できるため、読み終わった本はマーケットプレイスに登録しておくと買い手が現れれば売ることが可能です。

一般的に本の状態がひどくなければ、古本屋やネットでの買い取りに出すよりも1冊あたりの単価は高く売ることができます。ただしその分の梱包などの手間はかかります。

▼使っていないスマートフォンなど

機種変更をして今はもう使っていないフィーチャーフォンやスマートフォンが家に眠っている方も多いでしょう。実は携帯電話に関しては中古市場が活発で、思いもかけない高値で買い取ってもらえることがあります。実際に筆者の友人たちの中にも、古いスマホを売って万単位の買い取り価格がついたという人が何人もいます。ただ家で眠らせているのであれば、たとえ少額であってもお金に替えたほうがよいのではないでしょうか。ただし売る前に初期化して、データを削除しておくのを忘れないように。

ネット上にはさまざまな携帯買取会社があります。検索するときには「携帯 買い取り」「スマホ 買い取り」などのキーワードを使い、気になる会社があったら今度はそこの店名で検索をして、過去にトラブルがないかなどを調べてみるのがよいでしょう。

■餅は餅屋で、無理ならまとめて

▼ブランド品

いわゆるブランド品の服やカバン、財布、アクセサリーなどは何でも買い取ってくれるお店よりも、ブランディアなどブランドの買い取り専門店がお薦めです。それぞれの品の価値を把握しているので、商品によっては思わぬ高値がつくこともあります。

これらの買取会社も、宅配で送ったあとに査定金額を提示してくれるので、金額に納得がいかなければ返却してもらうことが可能です。

→ブランディア:http://brandear.jp/

▼子どものおもちゃ

不要品を処分するのに、あちこちに分散させて買い取り依頼をするのが面倒という方は、高く売れるドットコム( http://www.delivery-kaitori.com/ )など幅広い商品を対象にしている会社がよいでしょう。

家電やカメラ、衣類、使わなくなった子どものおもちゃまでも1箱に入れて送り、買い取ってくれるところもあります。手間をかけないことを第一に考える場合はこのような方法もお薦めです。

▼ネットオークションやフリマの活用

有名なところではヤフオクやメルカリなど個人が利用できるネットオークションやフリマで品物を売ることもできます。ヤフオクは最近ではかんたん決済の手数料をゼロ円にしたり、ベータ版として取引のためのやりとりを簡略化したりなど、より使いやすくなってきています。

筆者もネットオークションはよく利用するのですが、ヤフオクとスマホ用フリマのメルカリでは出品されている商品にも違いがあり、メルカリにはかなり使ったあとの化粧品や衣類など「こんな物でも売れるのか?」と思うような品も出ていて売買が成立しています。その分、価格は安いのですが。

→ヤフオク:http://auctions.yahoo.co.jp/
→メルカリ:https://www.mercari.com/jp/

その他、さまざまな中古品買い取りサービスがありますので、「家で眠らせておくよりは」という気持ちで、一度売りに出してみるのもいいのではないでしょうか。

----------

矢野きくの(やの・きくの)●家事・節約アドバイザー。明治大学経営学部卒。人材ビジネス業でのキャリアコンサルタント、家電PCメーカーでのテクニカルサポートを経て現職。女性専門のキャリアコンサルタント経験から、女性が働く為には家事からの改革が必要と考えてキャリアチェンジ。家事の効率化、家庭の省エネを中心にテレビ、雑誌、講演ほか企業サイトや新聞にて連載。TVクイズ問題の作成や便利グッズの開発にも携わる。著書に『幸せな時間とお金を生み出す! シンプルライフの節約リスト』(講談社)、『47テーマで学ぶ家計の教科書』(TAC出版)など。
・ブログ「暮らしのクリップ」 http://blog.olsyuhu.net/ ・Facebookページ https://www.facebook.com/kikuno11

----------

(矢野きくの=文)