2016年2月26日、次のような写真付きのツイートが投稿され、話題となっている。

写真は相当に大きな鳥居、いわゆる「大鳥居」のようだ。しかしこの鳥居、ただの鳥居ではなさそうだ。「あの鳥居なんか金属っぽいね。マグネシウムとかスカンジウムだったりして(笑」というコメントが添えられている。「まっさかー(ググる)」ということで、グーグル検索してみたら......?なんと......!

人類が滅んでも立ち続けている可能性?


鹿嶋神社大鳥居(弥さん撮影, Wikimedia Commonsより)

鳥居があるのは、兵庫県高砂市にある鹿嶋神社だ。この神社は、奈良時代に播磨国の国分寺が創建された際に、その鎮守社として創建されたのに始まると伝えられている。

Jタウンネット編集部も神社のホームページを覗いてみた。そこには「大鳥居について」というタイトルのページが設けてあり、「チタンで建立された鳥居」というサブタイトルが付けられている。

同ホームページには、下のように記されている。

そして今、古きよき伝統を残しつつも、未来への大きな羽ばたきの為の神社のシンボルとして、平成10年に最新の技術と、夢の超合金としてのチタン材を駆使した大鳥居の建立をいたしました。

大きさは、高さ26メートル、巾35メートルで、鉄骨、チタンパネル張り構造とのこと。耐久性はなんと1500年という。建立されたのは1998年というから、西暦3498年までは立ち続けることになる。

ツイッターには、こんな声が寄せられている。

ご指摘のとおり、神戸製鋼のチタン建材で建てられた鳥居である。神戸製鋼のホームページには、建材用チタンの施工例として「チタン鳥居」が紹介されている。耐食性、軽量、高級感が、このチタン建材の特徴のようだ。

「耐用年数が凄いことに」「何があろうが壊れなさそう」といった感想だ。

「人類が滅んでも立ち続けてる可能性あるのか」と言う人や、「文明崩壊後に普通になんか信仰されてそう」と言う人もいた。