2016年2月24日、次のような写真付きのツイートが投稿され、話題となっている。

写真は同日の河北新報朝刊の記事。仙台市青葉区のダイエーが3月8日に閉店し、イオンが12日に改装開店すると報じている。

このニュースは他紙やテレビなどでも報道され、仙台市を中心に大きな波紋を広げている。

3月13日から店を開けるのがどんなに偉大なことか


ダイエー仙台店(広瀬川さん撮影、Wikimedia Commonsより)

ダイエー仙台店が開店したのは1975年というから、今から40年も前のこと。地上8階、地下2階という大型店舗で、食品はもちろん、衣料品、化粧品、生活雑貨などが販売されていた。

ツイッターには多くの市民から、こんな声が寄せられている。

「子供の頃、よく行ったなぁ。。。」「寂しいなぁ」という人々。

2011年の東日本大震災時は、被災後わずか2日で営業を再開し、仙台市民を感激させたことでも知られている。「当時本当に助かりました...」「3月13日から店を開けるのがどんなに偉大なことか、そのため仙台市民はどれほど励まされたか」という思い出を語る人もいた。

「仙台の街並みの変容が激しく感じる今日この頃」「昔からの馴染みのお店の名前がなくなるのは寂しいな...」という感想も......。

イオンは昨年9月以降、全国のダイエー店をイオングループの事業会社に移管しているが、東北にあった唯一のダイエー店舗が姿を消すことになる。