全国各地の「防犯メール」の中から、気になった事案を紹介する本連載。今回は、北海道の「メール@きたみ」へ寄せられた不審者事案を取り上げたい。

ハーレム状態の男の子。画像は本文とは無関係です(ajariさん撮影、flickrより)

立て続けに写真を撮られる...

2015年11月16日、15時ごろ。北見市高砂町において、不審者事案が発生した。

女子児童5名と男子児童1名が下校途中、30歳くらいの女に遭遇した。女は駐車場に立っていたが、スマートフォンで写真を撮ってきた。その後すぐに、同じ駐車場にいた40〜50歳くらいの男がデジタルカメラで写真を撮ってきたという。

年恰好の全く違う男女に立て続けに写真を撮られるなど、確かに不審な事案である。ただ、逆に考えれば「それだけ、微笑ましい光景だったのではないか」との推測も可能である。女児5人に対し男児が1人。中性的な容貌の薄幸そうな男の子(完全に想像なのだが)を巡る、女の子たちのかわいらしい恋のさや当て――。

そんな光景を目の当たりにしてしまえば、思わず写真を撮ってしまうのも仕方がないのかも。

事案ウォッチ全国の事案情報を紐解き、ときに想像を膨らませながらご紹介。
本連載でお届けする内容が、少しでも身近な犯罪の抑止につながれば幸いだ。