総来場者数20万人に及ぶ日本最大級の学園祭として知られる、慶應義塾大学の学園祭「第57回三田祭」が、2015年11月20日から23日まで、東京都港区三田の同大学三田キャンパスで開催された。

約450団体が参加した今年の三田祭の中でひときわ目を引いたのは、なぜかアレだったようだ。ツイッターには、21日、次のような写真付きのツイートが投稿されている。

3連休の初日でもあり、写真を見ると、ものすごい人出のようだ。そこで売っていたというのは、「五郎丸のフランクフルト」だ。

慶應の三田祭で、早稲田出身選手の名が...?

三田祭2007(Yusuke Kawasakiさん撮影,flickrより)

ツイッターには、同様のツイートが数多く寄せられている。

普通のフランクフルトソーセージが「五郎丸の...」と名付けられ、販売されていたらしい。いま大人気の五郎丸歩選手を連想させるネーミングはさすがである。だが、五郎丸選手と関係があるのかどうなのかは定かでない。というか、ほぼ間違いなくない。すがすがしいまでの便乗ぶりである。

一方、こんな意見もあった。

「五郎丸選手は早稲田です」という指摘だ。確かに、五郎丸選手は慶應のライバル校・早稲田大学出身だ。ライバル校であろうがなかろうが、人気者にあやかろうという商魂はたくましい。学園祭の模擬店の趣向としては、奇抜なアイデアで成功したと言えるのだろう。もっとも、五郎丸選手がどんな顔をするのかは定かではないが......。

それにしても、なんとなく意味深なネーミングである。