学生の窓口編集部

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最近見かけなくなったと思っていたお笑い芸人のエド・はるみが12日、自身のブログで来春から慶應義塾大学大学院に通うことを報告し話題となっている。

彼女にとって以前から大学院への進学は掲げていた目標の1つだったそうで、今回受験した学科はシステムデザイン・マネジメント研究科。『笑顔で学ぶ"人財育成プログラム作り"の研究をして行きたいと思っています』と綴っている。51歳にして凄いチャレンジ精神だと驚く人も多かったようだが、彼女は明治大学文学部文学科演劇学専攻を卒業しており、もともと才女だったようである。

このように、後から大学や大学院へ通った芸能人達の中にはこんな方々がいた。

●萩本欽一 ⇒駒澤大学
今年の2月、お笑い界の大御所・萩本欽一が73歳にして駒澤大学の仏教学部を社会人入試制度で受験し、合格したことが分かった。コント55号時代からずっと続けてきた明治座公演での舞台を2014年の3月に引退し、その後は「認知症」について学んでいたという欽ちゃん。それがきっかけで勉強意欲が沸いたようだ。大学へは休まず通い、野球部に入部したいと意気込みを語る姿がステキである。

●秋吉久美子 ⇒早稲田大学大学院
「自由人」を絵にかいたような秋吉は、2007年53歳で早稲田大学大学院 政治経済学術院の公共経営研究科を受験し、見事合格した。彼女の最終学歴は高校卒業だったことから、大学を卒業していなくても大学院へ入学できるのか?と話題になったが、提出した論文が認められたことに加え、1999年から制度が変わり高卒でも大学院への出願ができるようになったということも明らかに。とはいえ、よほど彼女が優秀だったと思われる。

●桑田真澄 ⇒東京大学大学院
PL学園の高校球児時代から注目を集め、読売ジャイアンツを支えた桑田。見るからに頭の良さそうな彼は、現役引退後、フリーの野球解説者として仕事をする一方で、2009年早稲田大学大学院スポーツ科学研究科修士課程へ通学し、修士を取得。様々な活動をする傍らで更に、2014年の3月には東京大学大学院総合文化研究科に合格し、現在勉強をしているそうだ。野球解説者としての桑田の評判も非常に高く、日本の野球界ではなくてはならない存在となっている。

●東国原英夫 ⇒早稲田大学
かつてはお笑い芸人・そのまんま東として、過激な行動・発言も多かった東国原氏。不祥事後、2000年に42歳で早稲田大学第二文学部社会人間系専修の社会人入試を受験し、合格。卒業すると、更に社会人AO入試で早稲田大学政治経済学部政治学科に入学した。しかしながら2年後、女優で妻だったかとうかずこと離婚し、大学も中退。その後、芸能事務所・オフィス北野との契約を解消し、事実上芸能界を引退すると、2007年には宮崎県知事の出馬へと乗り出し、見事当選した。彼の大学生活が、その後の人生をガラリと変えるきっかけになったようだ。

いくつになっても「学ぶ姿勢」はカッコよく、その人の人生の刺激になるということを感じる。若いから勉強するのではなく、「学ぼう」と思った時がタイミングなのかもしれない。